私が免許をとったのは約40年前。すでにその時から「冬はパーキングブレーキが凍結するのでかけてはいけない」という話はありました。
ブレーキパッドがドラムやディスクに張り付くとか、運転席から後車輪のブレーキまで伸びてるワイヤーを保護してるパイプに水や雪が侵入し凍結するとワイヤーが動かなくなりパーキングブレーキを解除できなくなるとか。
もっともらしい説ですがホントなのでしょうか。車の取説には「駐車中はパーキングブレーキをかけること」という記載はありますが、「冬はパーキングブレーキをかけないでください」なんて書いてないですし。(ホントに凍るのであれば取説に記載し注意を促すはず。)
そこで「冬はパーキングブレーキをかけてはいけない」説をおおざっぱに検証してみました。
検証した期間は概ね30年間(1年のうち冬季を4か月とすると120か月)。
場所は−30℃にまで気温が下がる極寒の道東、豪雪の道央、雪が降っては溶けるの繰り返しの道南など、気候が異なる北海道の様々な地域。
検証に用いた車は2ドアクーペ・セダン・SUV・ステーションワゴン・コンパクトカー・軽のバンなど。これらをスキー・登山・通勤に使用し、駐車するときは冬でも必ずパーキングブレーキをかけることにしました。
その結果・・・凍結してパーキングブレーキを解除できなくなったことは30年間1度も無し。
雑な検証ですが、一般的な使用では冬にパーキングブレーキをかけても支障はなさそうです。
ところで現在私が冬季に乗ってる車はステージアとエクストレイル。2台ともATです。AT車に乗ってる人の多くはPポジションだけで車を駐め、パーキングブレーキを使わないそうですね。
でも私は、このPだけで駐車しておくことに不安を感じます。
傾斜のない道に駐めるのであればPポジションだけで車体を止めておくことができるでしょう。でもそのためにはシフトがしっかりPに入りロックがかかっていなければなりません。Pに入れたつもりが実は入ってなかった、駐車中に何らかのショックでロックが外れた・・・そんな時は車が勝手に動き出して事故を起こす可能性がありますよね。
安全を考えると夏でも冬でもパーキングブレーキをかけたくなります。
結局、冬季のパーキングブレーキ、「かける」「かけない」のどちらが望ましいのでしょうか。
・事故防止のため冬もパーキングブレーキをかけるべき(凍りつくかもしれませんが)。
・冬は凍りつくからパーキングブレーキをかけてはいけない(事故が発生する恐れがありますが)。
人それぞれ考え方が異なるでしょう。私が支持するのは前者。
冬でもPポジション+パーキングブレーキで2重の安全確保を心がけてます。
(って言うか、パーキングブレーキをかける癖がもうすっかり体に染みついていて、無意識のうちにかけてます。)
凍り付いてもいい。安全第一。凍ったら凍ったで、その時はその時、です。
(30年間、凍ったことありませんが。)
ブログ一覧 |
車 | 日記
Posted at
2019/01/17 20:26:19