ネ(愛犬ネロ):もうそろそろ新しい年だね。ボクの年も終わりか〜。次の戌年にはきっとボクはいないよ。
北(ネロの飼い主、北見市在住):オイオイ、そんな悲しいこと言わないでくれよ。まあ確かにそのとおりかもしれないが、出来るだけ長生きしてくれ。

ネ:ところで新年といえばおせち料理。北海道ではおせち料理を大晦日から食べ始めるんだってね。
北:お!よく知ってるな。うちでは普通に明けてから食べてるのに。
ネ:お友達ワンコの「あららちゃん」と話してたらそんなこと言ってたよ。
北:おまえ「あららちゃん」と友達なのか?いつもケンカしてるじゃないか。天敵かと思ってた。w
北:まあそれはともかく、北海道では大晦日の日没から新年を祝う宴が始まるのがデフォらしい。食卓にはカニ・刺身・オードブル・にぎり寿司なんかも並んで豪勢だ。
ネ:なんで年が明ける前からフライングして食べ始めるの?
北:なんでだろうな?30年以上も北海道にいるのに考えたことが無かった。ウチは前日から食べ始めたことはないし。

出典:NHK
ネ:もしかしたらこの前チコちゃんでやってた「クリスマス・イブ」と通じるところがあるんじゃない? 「クリスマス」は12月24日の日没から25日の日没まで。だから12月24日のイブニング(晩)がクリスマスのイブニング、つまり「クリスマス・イブ」になるってやつ。
北:旧暦を用いてるってことか。オレなんか「クリスマス・イブ」のイブは「アダムとイブ」のイブかと思ってたよ。w
ネ:きっとそうだよ!大晦日からおせち料理を食べ始めるのは旧暦と関係あるんだよ!ねえ、調べてよ!
北:お前がネットで調べろよ。タブレット使えるんだろ?
ネ:この前使ったらボクの爪でタブレットが傷だらけになっちゃって。ママちゃんに酷く怒られた・・・。
北:ちっ、しょうがねえなあ、調べてやるか。
北:分かったぞ。箇条書きにしてみるからな。
・ かつて日本が旧暦を用いていた頃、新年を迎える儀式(宴会)を「年取り」と言っていた。
・ 「年取り」の儀式は新年が始まってから行われていた。
・ 旧暦では1日のスタートは日没。なので新年は12月31日(大晦日)の日没をもって始まる。したがって「年取り」の儀式も12月31日の晩から開始。
・ 「年取り」で出される料理を「年取り膳」と言い、大晦日の晩から食べ始めていた。
つまり大晦日の晩は旧暦だとすでに正月。なので、大晦日の晩におせち料理(正月料理)を食べてもおかしくないってことか。
なるほどねえ〜。かつて日本は旧暦を用いていたのだから、伝統を考慮すると、むしろおせち料理は大晦日の晩から食べるのが正しいってことか。
お前が言ったとおり旧暦と関係してたな。
ネ:やっぱねえ。北海道も歴史が浅いくせに割と古風なところがあるね。七夕も旧暦の7月7日(新暦8月7日)で行われるしね。
北:確かに。本土から開拓のために入植した人たちが、故郷の風習・文化・伝統を忘れずに守ってた名残ってとこか。
ネ:ところでボクにはおせち料理ないの?
北:くくく・・・。お前には無い。そもそもワンコに新年とか大晦日っていう概念は無いだろ?かわりにヨーグルトの容器を舐めらしてやるわ。w
ネ:ちぇっ。仕方ないな。これで我慢してやるか。
Posted at 2018/12/27 19:42:55 | |
トラックバック(0) |
その他 | 日記