
ここ最近物忘れが酷くなってきた。
自分がどこにいるのか分からなくなることもあって、
気づいたら自転車で高速道路を・・・(泣)
そんな深刻な話ではありません。
開通前の高速道路を自転車で走るというイベントに参加しました。
十勝管内陸別町小利別(しょうとしべつ)とオホーツク管内訓子府(くんねっぷ)町をつなぐ峠道。
春夏秋冬、車で何百回走ったことか。
くねくねした細い道で決して走りやすい道ではありません。
冬季の通行は特に注意が必要。
ちなみに日産のテストコースがこの道からちょっと入ったところにあります。
この峠道に沿って高速道路を造り始めた時から、
「開通前に自転車で走らせてくれないかなあ~」と淡い期待を抱いていたのですが、
開通記念事業として実現しました!
これは最初で最後のチャンスです!
このチャンスを逃したら、金輪際この道を自転車で走ることはできません。
(もちろん歩くことも、寝そべることも、うんこ座りすることも・・・できません!)
速攻で参加表明しました。参加料はなんと!無料!
100名先着順ということでしたが、結局参加者は154名まで膨張。
帯広市・北見市など十勝管内やオホーツク管内からの参加者が多くを占めていましたが、
中には600km離れた江差町からの参加者も1名・・・(^^;)
その後大学時代の友人(♀)も参加表明をしていることが分かり、一緒に行くことに。
前日はその友人とハイランド小清水で待ち合わせ、
愛犬ネロも連れて藻琴山登山を楽しみました。
これは友人が乗ってきたスバルのWRX。何でも2000台限定の車だと。
少し乗せてもらいましたが、ん~・・・あまり良い印象はないかな。
ドアが閉まる音、「バシャン!」って何とも安っぽい。
サスも「ドスン、ドスン」ってガタガタしてて。
スピードを上げれば大きなリアスポがバタバタする車体を抑え付けてくれるって言ってたけど、
いったい何キロ出せばいいの???
それからマフラーからのボボボボボ。車内にいてもうるさすぎ!
難聴になるわ。10分くらいの同乗で頭痛が痛くなったね。w
チョイ乗りなら楽しいのかもしれませんが、長距離は無理かな。
「今日はお留守番か~行ってらっしゃい。」
晴れ上がったいい天気になりました。
気温はやや低めで風は強いですが、サイクリング日和です。
私はいつものチタン製Lightspeed、嫁はカーボンのDEROSA。
友人には嫁が通勤&ローラーに使用しているクロモリのBATTAGLINを貸しました。
友人は初心者なのでビンディングペダルではなくフラットペダルです。
スタート地点まで逆走。(もちろん許可を得てます。w)
スタート&ゴール地点のバルーンアーチ、プロの司会者、音響設備、トイレ、折り返し地点での飲用水&飴及びゴール後の豚汁の提供等、
お金かかってそうだけど、ホントに無料でいいの?太っ腹ですねえ。
最初のグループに混じって往復32kmのサイクリングがスタート。
サポートライダー : 「概ね30km/hで行きます。」
嫁 : 「え!さ、さ、さんじゅうですか?」
開通前の道路なので、路面に凸凹が無くすごく快適。(^^)
広いし、車が来る心配もないので、多少併走しても危険なことはありません。
いやー、いいですねえ。最高です。素晴らしいサイクリングロードです。w
こんなサイクリングがしたかったんですよねえ。
下道を走る車やバイクを見下ろし、優越感に浸りながら疾走。
コースはスタートからやや上りがあって、その後4%の下り。
往路は強い追い風基調。
と言うことは、復路は4%の登りが延々と続き、さらに向かい風・・・。
折り返し地点まではあっという間でしたが、やはり帰りはスピードダウン。
強い横風にあおられることも。
DEROSAのリムはディープだから嫁もちょっと辛そうにしてましたね。
ゴール。復路はややきつかったですが、一回こっきりの楽しいサイクリングも無事終了。
ゴール後の豚汁。
おかわり可とのことでしたので、3杯、美味しくいただきました。w
ところで、司会の女性が「豚汁」を「ぶたじる」「ぶたじる」と連呼してましたが、違和感あり。
やっぱ「とんじる」でしょう!
神奈川県出身の私たち夫婦に「ぶたじる」は耳障りで、「トン」でもないことでした。w
ALPSのランドナー
リカンベント
最後にゴールした参加者を拍手で出迎え、みんなで記念撮影。
154名全員完走できたそうです。
最終走者の頑張りを全員で称えたり、
参加者及び関係者そろい踏みで記念撮影したりと、
このイベントに関わった全ての人達の一体感・連帯感が感じられた非常に気持ちがいいイベントでした。
この素晴らしいイベントを企画・運営してくださった十勝オホーツク自動車道陸別小利別訓子府間開通記念事業実行委員会事務局、十勝サイクリング協会、北海道開発局帯広開発建設部、網走開発建設部の方々にはとても感謝しています。
また「高速道路サイクリング」を実現してください。お願いします。
万難を排して参加しますよ。たとえ有料でもね。
新しく高速道路が開通したので、細い峠道を走る車は激減するでしょう。
今後、自転車で下道を走るのも安全でいいかもしれませんね。
イベント終了後、8時間かけて江差町まで帰りました。
こんな時にレーダークルーズはホント助かります。プロパイロットも欲しいなあ。