
北海道は食べ物が美味い。
特に新鮮な魚介類の美味しさといったら。。。
生ウニ・透き通ったイカ・サンマの刺身・分厚いホタテ・・・etc
田舎の回転寿司でも十分堪能できますね。
一方、神奈川県出身の私からすると「これはちょっと・・・」っていう料理も少なからず存在します。
北海道に住むようになってまずビックリしたのは御赤飯。
小豆じゃなくて甘納豆なんだもの。
鮮やかなピンク色も食紅とか。
初めて食べたときはそんなことになってるとはつゆ知らず、
口にした瞬間、あま~い刺激が味蕾(みらい)中の味細胞から味覚神経を経て大脳皮質の味覚中枢に伝わって・・・。
「何じゃこりゃー!」
思いがけない甘味の不意打ちをくらって思わずはき出しそうに。
小豆の代わりに甘納豆で御赤飯を作るなんて、
豆腐の代わりに羊羹を味噌汁に入れるようなもんじゃね?
この北海道流御赤飯はね、名前は御赤飯だけど味は御赤飯じゃないですよ。別の食べ物です。
これはスイーツですよ。
ご飯でなく和風スイーツ。「おはぎ」みたいな。
おやつやデザートとしてならこれもアリだけど、ご飯としては食えんです。私的には。
御赤飯といえばコンビニの赤飯おにぎりについて。
かつては北海道でも小豆バージョンがあってよく買ってたけど、何故か今、その姿を見ることはありません。
目にするのは全て甘納豆バージョン。
あ~こっち食いて~
ゼヒ復活して欲しい。切に願います。
まあ総じて北海道の食は甘い。御赤飯と同様、甘くて衝撃を受けたモノのひとつが茶碗蒸し。
ギンナンの代わりに栗の甘露煮を入れるのが北海道のデフォ。
味付けも全体的に甘い。とことんアマアマです。
北見に帰省した際、家で家族とともにすき焼きをすることがある。
「1人すき焼き」は寂しいからね。で、そのすき焼きにも違いがあった。
すき焼きは関東と関西で製作の工程や味に若干の違いがあるらしいが、
北海道の場合、そもそも肉が違う。牛肉でなく豚肉を用いることが多い。
それは北海道に強固な豚肉文化が根付いてるから。
牛丼より豚丼がメジャーとか、「室蘭やきとり」は鶏肉じゃなく豚肉とか。
生粋の北海道人で「家庭料理に牛肉を使ったことがない。肉と言ったら豚肉オンリー。」という人を知ってます。
でも我が家ではすき焼きに豚肉は用いません。
夫婦とも実家は神奈川、すき焼きといったら当然牛肉。
豚肉はアウトオブ眼中なのである。

あと、北海道独自のすき焼きの具材といったらタマネギ。我が家のすき焼きには入りませんが、長ネギの代わりにタマネギ入れたり長ネギ・タマネギ両方入れたりするそう。
白菜を投入する家庭も多いみたい。
他にも北海道「食の方言」は存在する。例えば
キンキの煮付けにウスターソースをかけたり、
お汁粉にカボチャが入ってたり・・・。
納得して美味しく食べれるものもあれば、理解不能のものもあったりでなかなか手強い。
なので北海道人と内地の人が結婚した場合、不測の事態が起きかねない。
食材・調理法を巡って小競り合いが勃発、殴る蹴るの壮絶なバトルに発展、家庭内別居を経てとうとう離婚・・・。
幸いなことに我が家は夫婦とも生まれが同じ神奈川県、味の好みもほぼ同じ。
御赤飯は小豆、すき焼きは「もちろんギュウ(牛)!」で夫婦円満?なのであった。
「美味しければ豚でも牛でもいいよ!」
ごもっとも・・・
(タイヤの話でなくてゴメンナサイ)
Posted at 2018/11/02 21:04:20 | |
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