
言いたいことはだいたいタイトルに書いたので、時間のない方はタイトルだけ読めばOKです。
でも本当にタイトルだけ読んで引き返されては寂しいので、やっぱり本文も読んでいってください。
というわけで、佐賀県有田町のカフェ「龍泉荘 奥の院 木もれ陽」へ行ってきました。
そもそも龍泉荘が何かということを知らず、旅館か何かかと思って行ってみたら川魚料理を出す料亭でした。
鯉のあらいとか、鮎の塩焼きとか、スッポンとか(スッポンは亀ではないかということはともかく)。
店名は鯉が滝を登って龍になるという伝説、言い伝えから来たものでしょう。
またお店の立地も竜門ダムのすぐ下流に位置しているということもあるでしょうか。
日本100名山の一つ、黒髪山の麓にある静かで雰囲気の良い、そしてコーヒーとティラミスがとても美味しいカフェでした。

駐車場に着くと、いきなりマツダ車が。
ミーティングなのかツーリングなのか。
NCの隣に並べたかったんですが、すでにインプレッサがとまってました。

タイトル画像にある通り、お店の前の看板には「こだわりパン」の文字が。
店内に入ってみると、ずらりと焼きたてパンが陳列してあります。
パンにも興味を惹かれましたがあいにく昼食後でそんなにお腹が空いているわけじゃないので、軽くケーキセットぐらいにするつもりで来たのでパンはスルー。

店員さんが席へ案内してくれました。
店内は高い天井の吹き抜け式でガラス張りの開放感のある造りです。
席が3層に重なっており、下の2段は向かい合って座るテーブルのよう。
一番上の層は外に向かって座るカウンター式で、いずれの席に着いても外を見渡せる造りでした。
店名にふさわしい造りのようです。
どうやらお店に入ってすぐのところに陳列してあったパンを購入して、席に着いて食べることもできるようです。
その場合は1ドリンクオーダーが必要みたい。
ケーキセットを頼むつもりでいたのですが、ティラミスとブレンドコーヒーで1000円。
チーズケーキとブレンドコーヒーで900円。
ちょっと強気な価格設定だなと思いつつ、メニューをパラパラめくっていると、お店のこだわりのブレンドコーヒーが。
単品価格600円です。この田舎立地で強気〜。
ティラミスの単品500円と組み合わせると、1100円。
しかしロケーションと開放感により気分が良くなっている僕は財布の紐が緩んでおり、「ま、いっか〜」という気持ちでこだわりブレンドコーヒーとティラミスを注文しました。

店内には立派な有田焼の色とりどりのカップとソーサーが並んでいて、なかなか楽しいです。

コーヒー豆が詰まった瓶の陳列もなんかオシャレ。
そうこうしてると、まずはティラミスが運ばれて来ました。

端正な姿形をしていますが、見た目は割と普通のティラミス。
それよりもこの時点ではお皿の方が目を惹きます。
兎にも角にもまずは一口食べてみると、美味い!
マスカルポーネのクリームの控え目な甘さとエスプレッソのほろ苦さのハーモニーが超絶怒涛の自然さで、さりげなく訴えかけてくるのですが、であるが故に、美味い。
もともとティラミスは好きなのですが、自分史上最高の美味さで、止まらないほど。
これが500円なら喜んで払います!という感じ。

すぐにコーヒーも運ばれて来ました。
またカップがおそらく有田焼で、周囲のお客さんを見渡してみると、多分みんな違うカップで提供されてるっぽい。
すごい。
そして一口飲んでみたら、コーヒーも美味い〜〜!!
コーヒーはブラックでしか飲みませんが、コーヒー豆の甘みが感じられるコーヒーが好きで、これはまさしくそのタイプ。
繊細かつ優雅な甘さで、やわらかな味わいのコーヒーだと感じました。
絶品コーヒーです。大好きなやつ。

お店のイチオシのブレンドコーヒーがこの3種。
僕がこの日選んだのは店名でもある「こもれび」。
「こかげ」と「ひだまり」も気になるので通ってすべて飲もうと思いました。
お代わりが300円で飲めるらしいので注文しようかと思いましたが、この日はぐっと我慢。

一気にお気に入りになりそうなカフェです。
ただ一つ心配事は、これからの暑くなる季節。
アイスコーヒーが飲みたくなりますが、アイスコーヒーは水出しらしい。水出しはちょっと苦手なんですよね。
そんな苦手意識を克服させてくれるコーヒーが提供されることに期待してみようかと思います。
上の写真は隣のお客さんたちが帰ってから撮影しましたが、田舎の辺鄙な立地というのに、お客さんもそこそこ入っていて、人気のほどを伺わせました。

ティラミスも絶品だったけど、次来るときは焼きたてパンも試してみようかとか。
絶品ティラミスとコーヒーを堪能して店内でくつろいだ後、お店から出てみると。

CX-5とCX-3はいなくなってNCだけが佇んでいました。
NDとは違う、ホリゾンタルなサイドビューが潔くて、これも良いですね。
冒頭の写真で気づいた方もいらっしゃるかと思いますが、NC発売時の特別仕様限定車「3rd Generation Limited」です。
もちろん並べました。

駐車場から川の方を見下ろすと、橋の上にカップルが。
暑くない季節なら、きっとデートにも好適ですよね。
奥に見える建物が料亭かな?
少し散歩してみました。
そんなに広いわけじゃないですが、新緑と沢と滝の水の音が気持ちいいスポットでした。

そうそう、最後のご紹介になってしまいましたが、龍泉荘の本来の入り口はこちら。
この写真の背後側(手前側?)に第一駐車場があり、歩いて来てこちらの門をくぐるとすぐに料亭の受付があります。
受付を通り過ぎ、カップルがいた橋を渡って階段を上ると、「奥の院 木もれ陽」があります。
なるほど、「正門」から入れば、確かに「奥の院」ですね。
今回、僕は奥の院の目の前の第2駐車場にダイレクトに来たので“奥の院”感がまるで無かったわけですが、帰る間際に理解しました。
長くなってしまいましたが、兎にも角にも「龍泉荘 奥の院 木もれ陽」、ティラミスが絶品だしコーヒーはめちゃ美味だし、黒髪山の麓というロケーションや雰囲気も抜群に良いので、近隣にお住まいの方は是非行ってみてください。
僕は気に入ったので、定期的に通いたいと思っています。
まずはブレンドコーヒー3種を全部試してみよう。