
こんばんは。
気を抜いたらまた一月空きそうな勢いのシリーズです笑
とっとと参ります。
前回までのブログが以下です。
【NDロードスターのGTとしての性能・その1】
【NDロードスターのGTとしての性能・その2】
昨年の12月に愛知で開催されたBe a driverなオフミ第4戦に参加すべく、長崎から片道900kmを走破して愛知へ向かいました。おかげでNDロードスターの長距離走行性能を試すことができました。
その1では、GTに求められる性能のうち、直進安定性についてのNDに対する僕なりの評価を述べました。
その2では、NDのエンジンのトルクとパワーについての評価を述べました。
続きまして3つ目のテーマ。
3. 乗り心地
僕のNDロードスターは、Sのレザーパッケージで6MTです。
ダンパーは標準タイプのもので、前後にはスタビライザーを装備するグレードです。
ダンパー、タイヤ、ホイールなど脚周り部品は全て純正、ノーマルです。
最初に結論を申し上げると、乗り心地については個人的に
及第点というところでした。
というかむしろ片道900kmの行程を往復したということを考えると信じられないほど疲れが無くてびっくりだったので、かなり高い評価を与えても良いかもと思った反面、やはりロードスター。
スポーツカーとしてそれなりの減衰力の脚が奢られていますから、一時腰が痛くなる時間帯がありました。
また、疲れが無いというのは、その1で述べたような
素晴らしい直進安定性と、
素直でレスポンスの良い反応を示す自然吸気エンジンに、それを操作するのは
オルガン式アクセルペダルという、まさに御誂え向きの入力装置と出力装置に立脚する部分が大きいのではないか、と考えたからでもあります^^;
もちろん、マツダの開発陣がこだわり抜いて開発したというネットシートの座り心地は良好です。
実は、知人のPT(理学療法士)から指摘されたのですが、僕は腰骨のカーブが普通の人と違ってるそうなんですね。
あるべきカーブが無いとかなんとか…^^;
その影響なのか、適切なドライビングポジションを取れないクルマだとか、貧相なシートのクルマだとかを運転すると1時間、悪くすれば30分程度で腰が痛くなり、運転席に座っていられなくなります。
そんな僕でも、NDロードスターは900kmの走行をかなり快適に過ごさせてくれました。
また長距離・長時間走行におけるシートの座り心地については前愛車のBMアクセラと、初代愛車のGGアテンザもほぼ同じでしたので、基本的にマツダのシートは僕の体にはフィットし易いものと評価しています。
このように、ロードスターでの愛知遠征は、概ね快適な走行でした。
ただ一時を除いては…^^;
出発した日は金曜日、世間的には平日です。
そして生憎、この日は中国自動車道・山陽自動車道のあちこちで路肩の清掃や補修をやっていて、その工事区間に差し掛かるたびに走行速度が上下していた影響なのか、夕方ごろにはある特定のシーンで腰が痛むことがありました。
そしてその特定のシーンというのが
「トンネル内のコンクリート舗装区間の路面のアンジュレーション(うねり)を拾ったとき」でした。
土木には明るくないので何故なのか分からないのですが、トンネル内の舗装にコンクリート舗装を施した路面というのは別に珍しくなく、そしてそのコンクリート路面はたいがいの場合、アンジュレーションが酷い…(ー ー;)
普通の乗用車で低速で走ってる限りはあまり問題にはならないのかもしれないのですが、こちとら軽量な車体に引き締まったダンパーを奢ったロードスターで高速走行中です…。
路面から
ゴンゴンゴンゴンと連続で伝わってくる衝撃は真に耐え難かったですね…(ー ー;)
これはもう「スポーツカーはそういうもの」として割り切るしか無いのかな、と思いました。
もしくは高性能な社外ダンパーであればクリアできる問題なのかもしれません。
少なくとも純正のダンパーではどうしようも無いと感じたのは事実ですね。
それから乗り心地に関して無視できないのは、静粛性でしょうか。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、レザーパッケージの幌にはその他グレードには無いインシュレーターが装備されています。
いわゆる防音材ですね。
これの効果はまあ、あっても無くても変わんないじゃないの?という車内騒音ですw
ウソかホントか、効果について問いただされたマツダの中の人が「顕著な効果が認められるなら全車に標準装備している」旨回答したという逸話もありますw
ただこれ(車内の静粛性)についても愛知遠征時は1名乗車での走行だったことも幸いし、助手席の誰かと会話することはありませんし、音楽を聞くことやBluetoothを介した通話、ナビガイダンス音声の聞き取りにはヘッドレストスピーカー(グレードやオプションの選択次第ですが)の効果が抜群で大きな支障はありませんでした。
また、愛知遠征時に限らずこれまでの経験からも100km/h程度の走行では助手席の人と会話するのに支障があるほどの騒音は発生しません。
静かとはいえませんが、そこはまあ幌式のクルマということで幌を閉めていても速度が上がれば風切り音などの常識的な騒音は当たり前に発生するし、侵入してきますよ、というところでしょうかね。
騒音については、1人で乗るなら「我慢ならない!」というほどのものではないと感じましたが、2名乗車の場合は「相手によっては微妙かな…」という感じです。
なんだかまとまらなくなってきたぞ…。
というわけで強引にまとめますと笑
・片道900km走っても思いの外、疲れが無かった!
愛知から帰ってきた後などは、荷物を置いてそのままG-Bowl及びヒール&トゥの練習に向かったほどです。
これについては望外の性能と言えます。
ただしこれは上述の通り、ロードスターがドライバーの操作に対して極めて素直な反応を示す良好な操縦特性の影響が大きいのかなという印象です。
・大きなアンジュレーションが続くとさすがにきつい。
スポーツカーにふさわしい締め上げたダンパーが奢られていることと無関係とは言えません。
これはもう、純正レベルでは走行性能とのトレードオフとしか言えないのではないかと感じた次第です。
加えて車体は軽量ですから、否が応にも上屋は大きく揺すられます。
・高速走行中の車内の騒音は1人なら我慢できるレベル
我慢できないほどうるさいということはありません。
むしろ走行中の吸気音や排気音がよく聞こえてクルマ好きならこっちのほうが好きかも笑
またヘッドレストスピーカーにより、必要な音声は十分に聞こえます。
同乗者がいる場合は、その人次第、というところでしょうか。
以上で、一ヶ月w、3回に渡ってお送りしました
NDロードスターのGTとしての性能についての僕なりの評価に関する一連の記事を締めます。
この記事が少しでも多くのNDロードスターを検討されている方の参考となりましたら幸いです。
そしてそのうちの1人でも、この記事が購入の背中を押す一助となればロードスターのオーナー冥利に尽きます。
以上、乱文にお付き合い頂きましてありがとうございました。