私事ではありますが。
今年39歳を迎えます。
結婚し実家を出て6年になります。
僕には、収集癖があるのですが。
中でも、本を集めるのが大好きで。
気がつくと。
山のように本が積まれています。
そして中々捨てるコトができません。
実家の部屋には。
物心ついた時から読んでた本が。
山のように詰まれてました。
この度、新居が完成しまして。
念願のマイルームがあり、ウキウキウオッチな毎日。
大きな荷物の整理も終わりましたので。
実家の書籍を新居へ。
GWを利用して、移動しようと思い立った訳です。
僕
『新居に、書籍を運ぶわ』
母
『やっと持ってくんだね・・・』
僕
『部屋もできたし、本棚もあるしさ』
母
『あまりの量に床がぬけるんじゃないかと心配してたの』
なんて会話を。
今年63歳を迎えた母としたのでした。
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母
『暫く掃除もしてなかったから、本が埃だらけだったわ』
僕
『あ、そう』
母
『持ち運びがすぐできるよう、1冊1冊拭いて綺麗にしておいた』
僕
『え?! あの量を全部??』
母
『うん、しといたわよ』
なんて会話をしたのは、GW前でした。
あれを、全部拭いてくれたのか~。
かなりの重労働だったはずだよな~と。
心底感謝しつつ、母の日には何かしないと。
そう思った日でした。
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大量に積まれた本を1人で掃除。
母への感謝の気持ちと同時に。
どんな本があったんだっけかな?と。
頭を過るようになりました。
物心ついた時から集めだした本。
試しに、
物心がつく を辞書で調べてみました。
幼児期を過ぎて、世の中のいろいろなことがなんとなくわかりはじめる。
いわゆる、青春期みたいなもんです。
別の言い方をすれば、青臭い時期のコトです。
その時期に買ってた。
世間で大人の本と呼ばれてるモノも。
あの高く積まれた中にあったコトに気付いた訳です。
母 『持ち運びがすぐにできるように、1冊1冊拭いて綺麗にしておいた』
ん?
確かにそう言ったよな。。。
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このGW中に、新居に全てを運ぶことができました。
1冊1冊。
持ち運んだ本を棚に移した訳ですが。
海外で生活してる時に買って、こっそり持ち込んだ。
割れ目でポン!が表紙になってた本。
花びら大回転で出血サービス的な本。
そんなに大きくて立派なんだ?!な本。
どこにも見当たりません。
好奇心で買った。
団鬼六の本も、見当たりません。
あの書籍たちを見た母(63歳)が、どういう反応したのか。。。
僕(38歳既婚者)が本を持って実家を出るとき。
母が玄関先まで見送ってくれたのですが。
昼間なのに日陰の中にいるような、疲れたように感じたのは。。。
そしてそして。
抜き取られた本の行方は。。。
僕は、今、とてもとても、複雑な気分です。
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63歳専業主婦の審査を見事通過した本たちです。
母の境界線を知った、38歳春でした。
タイトルだけでは、なんの雑誌か想像つかなかったんでしょうか。
おどろおどしいタイトルですが、問題はないようです。
過激な見出しも、問題ないようです。
女装もデザインの一種と分かってくれたのでしょうか。
でかでかと主張する SEX の文字。これも審査通過。
タイトルは H そして見出しは ロリータ 横文字は苦手なようです。
ちょこっと怪しいアーティスト達も通過♪
これはちょっとキワどいんじゃないかな~と。
NO.1~NO.10まで番号順に整理してありました。
違う意味で、なんか恥ずかしいです。
コレなんてモロに乳が出てるじゃん!
なんでパスした?なんで??
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番外編です。
コレはロンドンで見つけた、エロ本ですが。
裸とか一切載っていなく。
ラバーを身にまとうコトで性的欲求を満たす方々向けの本です。
母(63歳)は、何を思ったのでしょう…
因みに中身は。
ラバーを身にまとい。
屋外で撮影、素人カップルの投稿写真とか。
こんな写真が延々と。。。
なぜ母が、この本を処分しなかったのは。
僕は一生をかけて、考えていかないといけません。
Posted at 2011/05/10 11:21:25 | |
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キャハハ | 日記