前編では銀山湖経由で
生野銀山を訪ねたのですが、後編では
神子畑(みこばた)選鉱所を訪れた後、
K39を通って
砥峰高原、
峰山高原へと向かいました。
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拡大 神子畑鉱選所は元々
高低差75mの大きな構築物でしたが、現在はコンクリートの基礎と、この写真のように75mの高低差をカバーして物資を上げ下ろしする
インクラインのレールが残っています。
そして、こちらは前編の最後に登場した
神子畑鋳鉄橋から
峰山高原までの
ルート図です。
R429 →
K6 →
K39と渡りました。
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鋳鉄橋からまもなく国道の右側に
選鉱所跡地が見えますが、
まずは
ムーせ旧居(後に選鉱所事務所として使用)前の日陰に駐車しました。
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そこから見上げると、選鉱所跡地が・・・冒頭の写真では左端のインクラインのみをクローズアップしましたが、全体は
幅110m、
長さ165mもあります。高低差が75mですから
約30度の急斜面
この急斜面には、ここから北西に6kmほどの所にある
明延鉱山から運ばれてきた鉱石を、その比重を利用して
亜鉛、銅、錫に選別する工場があり、稼動時は
24時間灯りが点っていたそうです。
1987年の明延鉱山閉山に伴い
選鉱所も閉鎖され、
2004年には残っていた
工場も取り壊され、現在は単に
階段状のコンクリートの塊になっていますが、私が最初に訪れた際はまさに廃墟・・・こんな姿・・・となっていました。
明延鉱山・神子畑選鉱場 - 神戸観光壁紙写真集より借用
鉱石を選別した後、最後に不純物が残った液体はこの中で
ゆっくり回転させて脱水、
固形物を取り出したという・・・大きなロート?脱水機? ・・・非ろ過分離装置:
シックナーと言う構造物です。
この後は、更に西進し
K6を少しだけ通って
K39を
福地渓谷側から東進しました。
途中、
K39を数年間通行止めとした
崖崩れの被災地にあった
復興の礎を見て、自然の恐ろしさを実感していたのですが・・・・
そこから暫く走ったところで、
既報のとおり
落石に遭遇したのでした。正確には判りませんが、もし、
しばしの間
復興の礎を見ていなかったら、
あの岩に直撃を・・・とは考えたくありません(^-^;
落石遭遇から少し走ったところ・・・
渓流が美しいので、運転席に座ったまま撮りました。
結構、狭い道が
続きます。
いい道でしょ
こんな感じで順調に進んで、いつもの
砥峰高原へ到着、
ススキは未だ穂をつけていないので、
そのまま林道を
峰山高原へと向かいました。
峰山高原では、ホテルの
カフェで一息・・・
岩石を除去するという
重労働で一汗かいていたので、美味しいアイスコーヒーでした
この日の夕飯です。
生野銀山の坑道で熟成させたというのがウリの純米酒です。
販売しているお酒の中では安い方のものですが、濃厚ながら軽い辛口がイケます
少し古新聞になってしまいましたが、以上9月7日の兵庫県山間部ドライブの記録でした。
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ドライブ(山) | 日記
Posted at
2014/09/20 00:36:22