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2023年05月28日

北海道・春旅(2.タウシュベツ川橋梁)

北海道・春旅(2.タウシュベツ川橋梁) 北海道初日は、新千歳空港から今回の旅行最大の目的地タウシュベツ川橋梁に近い宿泊地・糠平温泉に直行、糠平館観光ホテルに宿泊しました。

タウシュベツ川橋梁・・・私は、47&48年前に2年続けてこの地を訪れていますが、当時はノーマークだった橋梁です。


                    何れの画像もクリックで拡大します。


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糠平湖ぬかびらこは帯広市の北方約50kmに位置する人造湖です。
この人造湖は、1955年に糠平ダム建設により造られたもので、現在、このダムは電源開発(株)により管理される発電専用ダムで、道東の重要な電源となっています。

糠平湖に注ぐタウシュベツ川に架かる旧国鉄・士幌線のタウシュベツ川橋梁は、コンクリート製のアーチ橋(11連)です。1937年に竣工、1939年から使用されていました。人造湖建設に伴い、1955年に湖周辺だけ士幌線が新線に付け替えられたため、僅か16年で運用を終えています。



位置関係は右図をご参照下さい。







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その後は、当然のことながら、ダムが満水の時は水中に沈み、渇水時には現れる、更に、冬季は氷雪に閉ざされる、という過酷な環境に晒されています。












北海道2日目の朝、我々は見学ツアー主催者が用意した車で、糠平湖東岸を走る林道に北側から進入して、タウシュベツ川橋梁にアクセスしました。

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国道で糠平湖北方まで行った所にある林道入口ゲートです。

現在、この林道は許可車のみ通行可となっています。




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林道入口で見かけた熊看板。








林道に入ると・・・

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最初のうちは、このような道が続きます。

48年前に来た時は、確か自分で走ったと思います。
何故、当時2年も続けて来ていたのか???については後続のブログに記載します。




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林道の直線部です。

この直線は士幌線の線路跡でして、この先、林道は左にカーブしています。

そこで車を降り・・・



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線路跡を歩きます









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注意看板。









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線路跡には大木(枯れ木)が散乱していますが、これは糠平湖満水時に押し流されてきた枯れ木です。なのでこの景色は毎年変化するそうです。




いよいよ枯れ木の山を抜けつつありますが、橋梁見えてきました。判りますか??
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枯れ木の山を抜けて見ると。。。ほらっ 橋の上面が見えているでしょ?
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近づいて、少し横に周ってみます。
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湖底の水面の見え方で、橋梁がダムみたいに見える写真になっちゃったので、もう1枚。


少し下がったところからの写真・・・アーチの向こうに湖底が見えています。水面は遥か向こうです。
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この時、橋梁の上部にいたオジロワシと思しき大きな鳥が飛び立ちました。急いでシャッターを切ったのですが。。。ピンボケです。
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かなり足場が悪い中、用心しながら湖底に降りてみます。これが全景ですが、横から写すと全てのアーチ(11個あります)は入りきりません。
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タウシュベツ川を渡渉して、橋の真ん中辺りまで行ってみます。

この写真は帰りに撮ってます。





下から見上げると、その大きさに驚きます。
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崩壊部分を観察してみます。
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橋梁上部(線路が敷設される部分)には鉄筋が入っていますが、中は現地調達の石ころ石ころと言っても相当大きな石ですが入っています。。。とはガイドさんの説明でした。
想像ですが、上部以外のコンクリート部分にも恐らく鉄筋は入っており、コンクリートの大部分は枠として機能しているものと思われます(今のところは)。
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パッとしないお天気の中、車から降りて見学している間の小一時間は、雨に降られることもありませんでした。見栄えの良い写真を撮ることは叶いませんでしたが、朽ちていく橋梁の様子をじっくり観察出来て良かったと思います。
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最初は我々が乗って来たハイエースしかいなかった駐車場も、見学を終えて戻って来ると、こんなになっていました。

ハイエースの荷台で用意されていたコーヒーを美味しくいただき一息つきました。





なお、熊が味を覚えたら頻繁に出没するようになるので、コーヒーが残っても、決して現地で地面に捨ててはいけない、のだそうです。とにかく、人間の痕跡を残さないことが、熊との共存の基本になっているようです。


ついでに。。。今回、路面の荒れた林道を走るハイエースに乗客として乗っていても、ハイエースのボディ剛性の高さは実感できました。これなら、息子家族を乗せることも出来るし、運転しても面白そうだなぁ、と思いましたが、やはり大きい車は嫌だと家内の猛反対にあっています。



つづく


【関連のブログ】
 ◇ JL131便に乗ったばかりに・・・
 ◇ 北海道・春旅(1.往きの空撮)



ブログ一覧 | その他旅行 | 日記
Posted at 2023/05/28 11:04:46

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この記事へのコメント

2023年5月28日 18:40
タウシュベツ川橋梁すごい!

見たいです ニッポンじゃない景観
それを、それを、過去二回も見られているとは
48年前に比べかなり朽ちているのでは?
でも、当時はノーマークだったから・・・
じゃあ、何が目的だったのでしょうか?
コメントへの返答
2023年5月28日 20:19
実際に見た時は感激しました!

糠平は過去2回通っており、そのうち1回は林道も通っていますが、まさにノーマーク! 見ていないのですよ、残念!
目的地は、この橋の南南西約16kmの地点にありました。お楽しみに~

48年前のデータは👇
https://minkara.carview.co.jp/userid/219639/blog/24977756/
2023年5月29日 0:01
TVでよく紹介される橋梁ですね。
以前の放送では、もっと左手側からアプローチしていたように思います。
コメントへの返答
2023年5月29日 7:24
糠平湖の西岸R273から遠景を眺めるスポットがあります。タウシュベツ展望台だと思います。
今度も、駐車場がR273沿いにあるのを確認しました。水位が上昇している時は、そこからの眺めも良いでしょうね。
でも、素人だけでヒグマの生息地を歩くのも怖い??
2023年5月31日 0:12
タウシュベツ川橋梁は、私も複数回訪問。
一部はブログで書いておりますが、
その時よりも、随分とまた風化が進んでしまっていますね ^_^;
最近、街中にもヒグマが出没するようになってきた北海道。
単独での林道歩きはさすがに危険かと思い、私もガイドツアーに参加しました。
そこにしかない、特別な景色だと思います。
コメントへの返答
2023年5月31日 13:10
コメントありがとうございます。
昨秋までの北海道通信?楽しませていただいておりました。
改めて貴女のブログに載っている橋の写真と比較すると、この4年間の変化に驚かされます。風雪に加えて加振が堪えているのでしょうね。。。 
この特別な風景、自然に還るところも含めて、じっくり観たいものです。

九州通信も楽しみにお待ちしております。

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