
モン・サン・ミッシェルで迎えた
3月8日の朝からのつづきです。
この日は、
ノルマンディー地方最西端にあるモン・サン・ミッシェルから、午前中かけて
ノルマンディー地方北東部に位置するルーアンまで250km強を移動、ルーアン観光の後、100kmほど南東へ移動して、夕方には
パリに入るという行程です。
何れの画像もクリックで
拡大します。
ルーアンへ
ルーアンは、ノルマンディー地域圏の
首府であり、セーヌ=マリティーム県の
県庁所在地です。
県道D43→国道N175→高速A84→高速A13と乗り継ぐ250kmの行程でしたが、この日は、バスの座席が比較的前方だったこともあり、あまり退屈することなく楽しみました。
まずは、高速までのD43では、幾つかの集落を通過しました。
赤枠で囲った標識が、通過する集落の名前を示しているようで、ここは
COURTILSクルティルという集落のようです。

高速で見かけたPL
ポーランドナンバーのトラックです。
以前のブログでは、登録国(この場合はポーランド)まで
農産物を運んでいるのかな???と記載しましたが、ひょっとしたら、フランスor欧州各国で
運送業の出稼ぎをやっているのかも知れません。
というのは、
この時のバスが、コストダウンのため?
ポーランドの運送会社のバスを使っていたことを思い出し、トラックも同様なのかな?と考えた次第。

高速走行中の一場面です。
時々、軽く信号音がして、ドライバーのステアリング操作に不自然さが。。。
これを良~く観察していると、
自動運転モードでしょうか? ステアリングから一定時間手が離れると、アラームが鳴っているような感じです。
ボルボ・ダイナミック・ステアリングの機能の一つ、
走行車線キープ機能のようでした。
ルーアンの市内に入ったところで、又
楽しい車を見かけました。
アルファロメオ2000です
!


綺麗にメンテされていて、現代の車に混ざっても
格好良いデザイン、そして
力強い走りでした。
後輪のサスペンションがリーフスプリングであることが判ります(右)。
ルーアン観光
ルーアンでは、救国の天使
ジャンヌダルクが火刑に処せられたという旧市場広場近くでバスを降りました。
旧市場広場
旧市場広場には
ジャンヌダルク教会が建っています(左)。


また、広場の周囲には
木骨構造の建物がズラリ(右)。そのうちの一軒(手前の2軒目)で昼食です。
100年以上の歴史があるという
このレストランでの昼食は、サラダ(左)、チキンフリカッセ(右上)、


そしてデザートはアップルタルト(右下)でした。カールスバーグ。。。この旅
初の銘柄🍺です
(^^ゞ
食後は、現地のガイドさんの案内で、ルーアンの旧市街を精力的に見て歩きました。
ジャンヌダルク教会
1979年、ジャンヌダルクが
処刑された旧市場広場に建てられています。 左側に見える十字架は、

ジャンヌダルクの処刑場であることを示す記念碑です。
教会内では、ちょうど集会が開かれていて、自由に見学する状況ではありませんでした(左)。


ただ、
16世紀に造られたというステンドグラス(当初は第二次世界大戦で崩壊した他の教会で使用されていたのですが、大戦中は疎開していたので無事だったという)はシッカリと観ました(右)。
旧市場(ヴィユ マルシェ)
旅行中でなければ。。。きっと買うと思われる食材が豊富に並んでいます。見ているだけで楽しい
♪

大時計台
旧市場広場から東向きの
グロ・オルロージュ通りに入ると、
大時計台、そして
大聖堂が見えました。

かばん屋さんの隣の看板。。。
漢字をデザインしたロゴになっています。
大時計台は、
ルーアンが羊毛産業で栄えた歴史を象徴して、
羊の彫像で埋め尽くされています。



時計の
短針の先端に付いている羊の彫像(中)。
アーチの天井には良き羊飼いのレリーフが彫られていました(右)。

大時計台近くの石畳で見かけたマンホール蓋です。大きさ的にはハンドホール蓋だったかも知れません。
亀さんの絵に惹かれて撮りました。
鋳出し文字は何を意味している?と調べたら
ここから海が始まります
何も捨てないで。。。
だそうです。洒落た呼びかけです
!
ルーアン高等法院(ノルマンディー高等法院)
グロ・オルロージュ通りを直進したら大聖堂なのですが、左折して
裁判所に寄り道しました。


16世紀初頭に建てられたノルマンディー高等法院。。。現在は
裁判所として使用されています。塀の先端に至るまで
徹底した伝統的なゴシック様式が見事です。 ガーゴイル(雨樋)も沢山あります。
丁度、犯罪の容疑者が護送されてきて、裁判所に入っていく場面に遭遇しました。
大聖堂
元に戻ってグロ・オルロージュ通りの突き当りまで来ました。大聖堂です
!
冒頭に正面全体写真を揚げていますが、こちらは
細部の造りが判るようにアップで撮ったものです。

これでもか、と言うくらい繊細なゴシック様式が観光客の眼を釘付けにしていました。
主祭壇へのアクセスです。 ここ、
内部でも繊細な造りに目を奪われます(左)。



主祭壇まで少しずつ近づいて行きました。
聖母子像です。
この場所には良い光が射していたので、写真でも柔和な雰囲気が再現出来ました。
良く覚えていませんが、ここはジャンヌダルク礼拝堂だったと思います。
ステンドグラスにもジャンヌダルクが描かれていました。
第二次世界で壊された彫像の数々。。。
外観写真では、彫像の殆どは修復されているようですが、元はここにある彫像が付いていたものだと思います。
薔薇窓です。
確か、第二次世界大戦でステンドグラスを壊された薔薇窓で摺りガラスがはめてあったと思います。
外側から見ました。
旧市街路地(ジャンヌダルク博物館)
上の場所から、そのまま旧市街の路地を散策しました。


馬車の内輪側がぶつかって削られた角の家の土台です(右)。至るところで、このように家や塀の土台が削られていました。
馬車の運転が下手なのか?
材質(砂岩?)が悪いのか?不明です。その奥にはジャンヌダルク博物館がありました(左)。
以上でルーアン観光を終了し、集合地点まで来ました。
バス
この3日間、ロワール地方、ノルマンディー地方を駆け巡ったバス
VOLVO 9700 です。

この後、パリまでの100kmを終えたら、
合計930km程乗ったこのバスともお別れです。
つづく
【関連のブログ】
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フランス旅行(その1:速報)
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フランス旅行(その2:シャルトルまで)
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フランス旅行(その3:シャンボールまで)
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フランス旅行(その4:トゥールに宿泊・撮り鉄してモン・サン・ミッシェルへ)
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フランス旅行(その5:モン・サン・ミッシェル 前編)
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フランス旅行(その6:モン・サン・ミッシェル 後編)
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Posted at
2025/04/27 23:27:22