神戸の造船所で建造されて24年間、日本におけるクルーズの先駆けと言われる客船『ふじ丸』が、海外に売却されることになりそう・・・という話は聞いていたのですが、先週末の新聞に
「18日神戸港に入港、19日に最後の出港」と書かれていたので、昨日(18日)仕事帰りに、停泊している
中突堤まで行って見てきました。
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みなと元町の駅で下車し、見慣れた歩道橋を通って
中突堤に急ぎます。
このルートは横浜在住時代の神戸出張時にはよく通りました(^^;)

正面に
メリケンパーク・オリエンタルホテルが見えると、右手に
ふじ丸が見え始めました。
前から順に見ていきます。 まずは
船首。

ふじ丸の特徴である、
煙突周りの造形です。
富士山をイメージしています
実は1989年、建造中に見せてもらったことがあるのですが、あの時
「大きい
」と感じた船体が、
この頃は大型の豪華客船が増えたため、横浜の大桟橋で見ていると、どうしても
小さく見えるようになってきていました。 ところが、こうやって撮って写真を見ると・・・・やはり
大きい
船尾のデザインも綺麗です。モザイクのイルミネーションも光ってきました。
そして本日(19日)は、
いよいよ神戸とお別れ・・・
朝日新聞の夕刊の記事です。
生まれ故郷の
造船所の前を通る写真がないかな~と探していたら・・・有りました
神戸新聞のホームページには、出港前の様子から動画でまとめてありますが、ここでは静止画像をお借りします。
どうせですから、
記事も拝借・・・
今月末で日本のクルーズ業界から引退する客船「ふじ丸」(2万3235トン)が19日、神戸港に別れを告げた。「生まれ故郷」の神戸からの出港はこれが最後。市民らが遊覧船から白亜の船体を見送った。
ふじ丸は「和製クルーズ船」の先駆けとして1989年、三菱重工業神戸造船所で建造された。企業などの団体貸し切り専門として約50万人を乗せたが、近年は需要が減少。現在、海外への売却が検討されている。
午前9時、次のクルーズに向け、中突堤旅客ターミナルから東京へと出発した。同造船所前を通る際には、岸壁に作業服姿の社員約50人が並び、ふじ色の風船約300個を飛ばしてお別れ。ふじ丸の乗組員もデッキに出て「さようなら」の文字を掲げ、手を振った。
建造時からふじ丸を見続けてきた神戸港振興協会の森田潔さん(58)は、今にも雨が降りそうな空を見上げ「進水式の日も雨だった」とぽつり。「神戸に寄港するたび『おお、帰ってきたか』とうれしかった。まだまだ現役で頑張れる船。どこかで活躍してほしい」と話した。(長谷部崇)
Posted at 2013/06/19 22:27:48 | |
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