阪神
芦屋駅から
芦屋川沿いに上がった小高い丘に建つ、
二十世紀最高の建築家の1人と言われる
フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)氏によって設計された
ヨドコウ迎賓館を見学して来ました。
あの
先代帝国ホテルの設計者でもある
ライト氏が設計した建築物を近くで見られると知って、飛んでいった次第です。
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こちらは、この
迎賓館のテーマとも言える
植物をイメージした意匠で、これからアップする写真のあちこちに登場します。植物の
緑色を緑青を用いて表しています(右下の白枠内写真参照)。
この意匠からして、
直線、直角の美を感じますが、この迎賓館では
ライト氏の設計の特色である
直線の美を堪能しました。以下の写真でお伝えすることが出来るか・・・・
迎賓館近くにある駐車場に車を停めて、いかにも六甲山の麓らしい
急坂を・・・息を切らしながら登って行くと、
株式会社 淀川製鋼所が所有する迎賓館の入口に到達します。

早速、敷地内へ入っていきます。
こちらが
アプローチ・・・
迎賓館が見えて来ました

迎賓館の
車寄せです。
天井が真っ平らになっており、補強に用いる
梁がありません。
梁の秘密は・・・
2枚後の写真にあります

500円の入館料を払って玄関を入り、2Fへ上がる階段の
踊り場です。
関西ではあまり見ない
大谷石を使用していることが判ります。
2Fの
応接室です。
六角形のテーブルと
五角形の椅子が印象的です。小さくて判りにくいですが、奥の欄間?に
植物の意匠が見えます。両脇のソファーは、ウレタンマットではなく
スプリング+ファイバーで当時のものを再現しているそうです。そして、
ソファーの下には、この応接室の床(=
車寄せの天井)の
強度を確保する梁が隠されているのだそうです

3Fの
廊下です。右側に和室が3部屋あります。ここにも
植物の意匠が見えます。
3部屋続きの和室です。欄間には
お約束の意匠が

ここにはスリッパを脱いで入ります。
和室の床の間にあった
ヤツデ。
こんな生け方があったのか・・・と感心すると同時に、嫁は技を、いえ
アイデアを盗んで・・・
4Fへの階段の途中から見た吹き抜けの
3F廊下方面。
4Fは
食堂になっていて暖炉や調度品によって落ち着いた雰囲気になっています。やはり
例の意匠が・・・。かなり長い時間、
この場所で寛いでいました。右手には南向きの
バルコニーがあります。
その
バルコニーの向こうに見える景色です。
大阪湾?or
瀬戸内海?・・・とにかく海が見えます。

バルコニーから振り返って見るダイニング方面。
窓ガラスには、
ステンドグラス風に
例の意匠。
最後に、この家で使われていた
ライト類で気に入ったものを・・・・

いや~、あの
ライト氏設計の建築物がこんなに近くで見られるとは・・・実に
幸せな一日でした
・・・ある一点を除いては~
迎賓館に到着するなり、数え切れないほどのギャル達が集合しつつあり、まさに幼稚園児並のうるささ、けたたましさ
です。入館の際に、何か行事でもあるのですか?と尋ねたらM女子大の学生さんが見学に。。。とのことでした。集合時刻まで10数分あるのでそれまでに・・・とかなり焦りつつも、静けさの中、見学を開始しました。一応、駆け足で見たので良かったのですが、彼女達が入ってきてからというもの、ま~何と言いましょうか・・・この歴史的建築物とは関係のない話を大声でする者もいれば、使用人部屋で座り込んで(寝そべっていたかも)団欒する者もいたりして、何しろ大勢なので、いちいち気に障るのです。夏休みの課題なのでしょうかね。全員とは言いませんが、こんな幼稚園児並みの集団を野放しにすると(学校関係の引率者は見当たりませんでした)、学校の恥になります。このつぶやきに気づいて、せめて次回からは然るべき立場の人が引率した方が、他人様にも迷惑がかからないし、何よりも学校のためだと思うのですがね~
【おまけ】
往路は
元町に用事があったので
海沿いを走ってきましたが、
西向きは混雑が予想されるので、帰路は
六甲山の尾根道を走ることにしました。
ところが、生憎のお天気で
芦有道路から
霧の中に突入です。しかも、尾根道で追いついた
メルセデスのSL君が通せんぼしていて
マイペースでは走れません
(涙)
幸い、途中に
サンセットドライブウエイと
サンライズドライブウエイの
2本に分かれるところがあるので、
SL君とは逆のサンセットドライブウエイを選択。

霧の中を
快調に、かつ慎重にサンセットを飛ばしていると・・・また行く手を塞ぐやつが登場
万事休す・・・この後を2kmほど走りましたが、凄く
長く感じました
Posted at 2013/07/07 00:34:51 | |
ドライブ | 日記