
今年初の横浜出張往復時に、機内誌で知った
鏝絵(こてえ)を見に、
米子まで行って来ました

左官屋さんが漆喰に
鏝(こて)を使って描く絵。。。。初めて知り、ブームになる前に是非

と出かけたものです。
場所は、
鳥取県東伯郡琴浦町光(みつ)。
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こちらは、
鏝絵(と言っても模様だけですが)のあるこの地域特有の蔵です。
蔵や
妻壁、玄関の
楣(まぐさ)などに描かれていて、条件としては
日本家屋であることが前提になりますが、この地域は
47戸中18軒が
鏝絵を備えており全国でも
鏝絵の集中度が高い地域ということです。
米子まで行く、というのに
出発が大幅に遅くなったので、いきなり
山陽道に乗って、
播但道→
中国道→
米子道、と高速で時間を稼ぎ、なんとか正午前に
蒜山SAに到着、ここで早めの昼食にしました。
SAからは雪を被った
大山(左)と
烏ヶ山(右)が望めました。
あの時以来です。
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琴浦郡光(みつ)に到着したのは早かったのですが、偶々勘が働かなくって・・・駐車場とそこに隣接するメインのアート展示場を探すのに手間取り(要は、中心地が判らなかった)、散策を開始したのは
14時過ぎからでした(^_^;)
まずは、
蔵の窓(扉の内側)に描かれている
鏝絵です。蔵は結構新しいものが多く、このアートは
昭和30年代頃から盛んになったようです。 何れも
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打出の小槌 稲妻(
モダンなデザインです)

亀と波 蕪(切妻は巾着)


町並みはこんな感じで、
観光客は我々だけだったと思います。 何れも
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丁度、この場所で地元のおばさんと話をしたのですが、そのおばさんは
機内誌に後ろ姿が掲載されたそうでして・・・
車に戻って機内誌を見ると
確かに登場していました。
上の写真と同じ場所です。
鏝絵のデザインには、鶴、亀、蕪などの
縁起物や、波や水など
防火をイメージするものが採用されており、建物に込める
オーナーや左官職人の思いが伝わってきます。
続いて、
妻壁や
楣に書かれている
鏝絵です。 何れも
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波 波

菊と?? 巾着


鶴と亀 鯉と波


最後に、妻壁に描かれていた
立体的な鶴・・・
首から上が完全に浮いています。
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帰路は、同行者の一人が
出石で夕飯を食べたい、と切望するので、
R9(と言っても大半は
山陰道無料区間)から
3桁国道を乗り継いで・・・途中、神鍋高原の
スキー帰り渋滞に巻き込まれてしまい、
5分も待てずに選んだ裏道では。。。。選択ミスから
急坂、極狭隘路、積雪凍結に遭遇し、一時は
どうなることかと思う場面もありましたが、事なきを得て、無事早い時刻に出石に到着しました
ところが、この頃はどこも店仕舞が早いようで、好みのお店を2~3軒回ってみましたが、
何れも閉まっていました。
若い頃、
スキーの帰路に寄って食べたのが最初の出石蕎麦だったのですが、この頃は・・・昨夕の雪の中ですので、早仕舞いしたのでしょうかね~ そういえば、諦めて和田山まで走った
K10の
峠越えでは入口から出口までの約18kmで
1台にも会いませんでした(^_^;)
Posted at 2015/01/12 16:00:02 | |
ドライブ | 日記