
九州への
疎開も三日目になり、いよいよクライマックスです。
この日は、これまで別行動だったアクセラ・スポーツ(以下、
神戸2号)の
親戚家族(
Dr.は義再従妹)と
肥薩線(人吉~矢岳間)にあるループ&スイッチバックで知られる
大畑(おこば)駅で合流することになっています。
何れの画像もクリックで
拡大します。
この写真は、昨年末に門司港にある
九州鉄道記念館で購入した
肥薩線車内限定販売という触れ込みのストラップです。
肥薩線の人吉⇔吉松を運航している
いさぶろう・しんぺい、及び
鹿児島本線・日豊本線・肥薩線で鹿児島中央⇔吉松を運航している
特急はやとの風をデフォルメした小っちゃな列車が付いていますが、もったいないので列車は取り外して使用しています。

まず、今回、肥薩線に沿って
撮影したポイントの位置関係をGoogle Mapを利用して図示します。
前日の宿泊地・北霧島温泉郷からはR268→R221で大畑へアクセスしますが、
既にR221でループ橋を通って山岳地帯であることを認識させられます。
R221のループ橋からは、肥薩線から見た
日本三大車窓のひとつ(霧島連山の景色)と同様の景色が見えたのですが、この日の午後、もっと肥薩線寄りの展望台にいくつもりだったので、
運転しながら見ただけで先を急ぎました。実は、撮り鉄に時間を割いてその展望台へ行けなかったので、
悔やんでいます (^^;
神戸2号とは連絡を取りつつ移動していましたので、合流前までに時間があると判断して

始発の
いさぶろう1号(下り)を
古仏頂踏切(A地点)で撮ることにしました。
踏切よりカーブ側で待っていると、
良い感じでカーブを抜けてくる赤茶色の
いさぶろう1号(キハ40)が現れました!
完全に逆光なので
露出を多めに設定してあります。
通り過ぎてからは、
イメージトレーニングどおり踏切まで走りながら露出を戻して追います。
追います
この写真を撮ってからは、神戸2号のことを失念したわけではないのですが、急遽
矢岳駅まで追っかけてみようと、ナビをセットすると、
列車出発前に行けそうなので・・・
矢岳駅に向かってGO! 地図ではB方向に7kmほど南下します。
ところが、前半はこんな道が続いており、
ナビの到着時刻がドンドン遅れていきます。
一般道では経験のない事態に・・・

そのため焦ったか?ここが
痛恨のミスコースをした場所です。
この左手に矢岳駅、その少し右にSL展示館が見えていますが、
ナビは駅の向こう側(方向としては
ここを直進して渡る踏切でUターン)
をゴール地点として指示しており、それを信じたのが悪いのですが、
ゴール地点からは遠くに「いさぶろう」が見えるだけでした
(>_<)
矢岳駅まで戻っている時間はないので、渡ってきた
昌明寺踏切で待つことに~
1分もしないうちに、発車の合図が聞こえてきて、先ほどの
いさぶろう1号がやってきました。
展望スペース!
昌明寺踏切の南側にある矢嶽隧道に吸い込まれる
いさぶろう1号。
ミスコースして、昌明寺踏切からいさぶろう1号を撮ったおかげて、この
矢嶽隧道の東口を見ることが出来ました。
トンネル入口上部に掲げてある扁額には
「夷若険天」と書いてあるのが、辛うじて写真で確認できます。これは
着工時の逓信大臣・山縣伊三郎が書いたもので(右から
)「天険若夷(てんけんじゃくい)」と読み、意味は
「天下の難所を平地のように通ることができる」と言うことなのだそうです。
この矢岳越えが如何に難工事であったか・・・明治時代後半の工事関係者のご苦労が偲ばれます。
詳細は、
こちらのHPで確認できます。

ミスコース状況を含む矢岳駅周辺の位置関係図を追加しました。 2020.3.31 00:10
さて、先ほどは
通過してしまった矢岳駅に戻ります。夫婦二人で
駅独占です
(^O^)/
駅舎の北西側にある
貨物積み出し用と思われるホーム跡地にインプレッサを停めてみました。
ホーム側から見た駅舎。
ホームに残る
洗面台。
駅で休憩中に、通ってきた
トンネルで煤だらけになった顔を洗ったのでしょうかね。
JR九州型駅名標。
奥に見える
SL展示館に行ってみると
D51170が鎮座していました。
私は
過去2回(1963年3月と1969年3月)、国鉄時代の
この路線を通っています。製造時期等を調べていて、この個体は
当時(1960年代)はここ肥薩線で現役だったことが、判りました。
私が乗った列車も
このD51が牽引してたかも知れませんね
(^o^)
丁度、神戸2号も大畑駅に着いた頃の時間になりましたので、
我々神戸1号も大畑駅へ向かいます。
ここで、またミス(と言うほどでもないのですが)を・・・
地図のD地点下の四つ角を左折して、てっきり神戸2号がいると思い込んでいたC地点・大畑駅へ急いでいた時に、
道端に停車中の車から?クラクションを鳴らされました。何だろ?と思いつつも走っていると、先ほど
停車中だった車がルームミラーに現れ、この時
初めて神戸2号だ!と認識したのです。パスした時は、大畑駅からD地点へ向かおうとして道に迷っていたところだったそうです。
ともあれ、無事神戸2号とも合流出来て、
大畑ループとスイッチバックを見下ろせる展望台・
賽神様の岩(D地点)に
2台で向かいます。
ここへの道は
ストリートビューで調べても途中までしか行けないので、先に
ここを訪れた横浜の鉄友からしっかりと要領を教えてもらっていました。そのため若干迷いましたが決定的なミスコースもなく無事到着。途中は、離合はおろか後退することも危険なほどの
狭隘路(殆ど軽トラ用の畦道)で、後でガイドさんからは、普通は
大畑駅で道順を教えても判らずに戻ってくる、と聞きました。ラッキーでしたね
(*^^)v
展望台・賽神様の岩からの展望・撮り鉄、大畑駅での様子は次につづきます。
【関連のブログ】
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疎開^_^;
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疎開一日目(門司港、長崎鼻に寄って大分まで)
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疎開二日目(大分から佐賀関、臼杵経由で北霧島温泉郷まで)
Posted at 2020/03/30 16:05:26 | |
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