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今宵は十六夜（いざよい）の月🌖です。
そして、木星が十六夜🌖に寄り添っていました。
上方の左から１／３ほどの所に写っている点が木星です。

　　　　　　何れの画像もクリックで拡大します。

昨日のブログで、満月にならない中秋の名月🌕が多いことを記載しましたが、秋になったとは言え、まん丸の太陽と満ち欠けする月を比べたうえで、満月🌕を通り過ぎた十六夜についても古くから歌題として好まれてきた云々、と本日の天声人語に載ってました。


鎌倉時代の歌学書『袖中抄』（しょうちゅうしょう）には「いさよふ月とはやすらふ月を云也」とある▼いさよふもやすらふも「ためらう」の意で、十五夜より少し遅れて出る月にはふさわしい。やすらふには「休む、休憩する」の意味もあり、現代語の「安らぐ」を思わせる。欠けていく月には、下り坂なりの心の平静が宿る気がする▼十六夜の月を見上げた徳富蘆花は、雲の美しさにも目をとめた。＜白雲団々、月に近きは銀の如く光り、遠きは綿の如く和らかなり＞。太陽からもらった光を、月は別の誰かに惜しむことなく与えている。　＜ 天声人語より ＞
・・・と天声人語はここで終わっています。

私は、欠けていく月には、下り坂なりの心の平静が宿る気がする、と言うところが気に入りました。


昨日の中秋の名月🌕（十五夜）と同じ条件で撮った本日の十六夜を、同じ条件でトリミングして比較してみます。



まん丸な中秋の名月🌕に比べて、若干真円度が劣る十六夜🌖の良さを感じることが出来るでしょうか・・・