
もう10日以上前のことですが、嫁さんが珍しく行ってみたいと言う場所に行ってきました。
そこは、明治中期の
豪農・藤井家の豪邸を修復して開放している
コヤノ美術館西脇館です。
西脇市にあります。
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拡大 こちらは入口の門。
間口はたった
これだけですが・・・・その奥行については後ほど詳しく・・・
入館料を払って土間をひととおり見た後に上がった
居間・・・格子の向こうには
今、入って来た門が写っています。また、左手の
座敷の奥には
和風庭園がありました。
座敷にあった
欄間です。欄間と言えば、
松竹梅、松を中心にした
○○八景が一般的ですが、ここに彫られているのは
加古川?を渡る鉄橋と(ちょっと見えにくいですが)外輪のある
蒸気船です
手前の母屋から見た
中庭です。奥は
昭和初期に建てられた家。左側には赤い絨毯を敷いた
20mの廊下とお風呂が3つ
右側は
蔵が連なっていました。
その蔵の中には・・・
懐かしい
貯金箱とか・・・
何種類もの和服が展示されていて、
着る人が着たら、さぞかし映えるのだろうな~と思いつつ鑑賞。
こんなのもありました
風呂周りの廊下の外には、外庭があって
Gazelle と書いたクラッシックカーが置いてありました。
こちらの車のようです。
昭和の初期に建てられたという建物は飛ばして、屋敷の外側に目を向けると・・・・
藤井家も敷設に際しては一役かったという
鍛冶屋線の廃線跡に列車(
キハ30系)が置いてあります。この列車は県北部から下道を通っての帰路に
何度か見たことがあり・・・藤井家からも見える(詳細は後述しますが、
豪農屋敷のことは全く気づきませんでした
)、そんな所に保存されていますので、インプレッサをコヤノ美術館に預けて付近を少し散策してみました。
そして、こちらがスグ近くにある
旧市原駅。
今は、
鍛冶屋線市原駅記念館になっていて、中には再現された
改札口、廃線時の
各種記念品などが飾ってあります。
市原駅記念館からコヤノ美術館に戻る途中に見たコヤノ美術館ですが、豪邸そのものはこの写真の左側に
まだまだ続いています。左手に見えるのが
母屋で、右から二つ目の
茶色壁の薄い建物が冒頭の写真にある
門です。
以上、僅か100mくらいの範囲なのですが・・・

こちらはこれらの位置関係です。
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赤矢:良く抜け道で通った経路
青矢:
冒頭の写真を撮った方向
桃矢:
列車を撮った方向
紫矢:
市原駅記念館を撮った方向
緑矢:最後に
豪邸の外観を撮った方向
同じ場所の航空写真です。
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そして、面白いことに、当時は
青矢の場所には
他所の小さい家があって、
街道(赤矢)の方向からは豪邸は見えず、また、豪邸へは
茶矢のとおりにアクセスするようになっていたそうです。従って、上の地図、航空写真からも・・・入口の
門の間口は小さく、
奥に長い豪邸の造りになっていることが判ります。当時は
盗賊なども多かったからこのように工夫したのでしょう。
このお屋敷、
見かけは全くお金持ちに見えないようになっていますが、中にも万一

のことを考えた
様々な工夫・・・
隠し部屋や、中からは見えるが
外からは中が見られない雪見障子などが設けられていました。
つづく
Posted at 2014/10/01 00:48:59 | |
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