
昨日(23日)は、隣接する
三木市にある
御坂サイフォン橋に行って来ました。
近くは良く通るのですが、ここに
土木遺産に指定されるような旧い建造物があるとは知りませんでした。
この橋は、山から谷を渡って川を越え、向かいの山へと水を運ぶ
石造アーチ橋(めがね橋)で、正確には
噴水管橋(逆サイフォン橋)と呼ばれます。竣工当時としては画期的な事業だったそうです。(
Wikipediaご参照)
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全体の見取り図です。
水は左側山頂(
呑口水槽:標高134.1m)から谷に架かるこの
めがね橋(標高77.7m)を渡って川を越え、右側山頂(
出口水槽:標高131.2m)へと運ばれるので、この橋は
淡河川の水を
播磨平野へ送る疎水の中でも
重要な位置づけになります。
サイフォン橋から川を見下ろしました。
下流に
沈下橋が見えています。
この時は、もう一つ下流に架かる車道橋の近くに駐車して、ここまで歩いて来ました。

沈下橋付近から見上げた
サイフォン橋です。
良く見ると
奥に石造アーチ橋の橋脚が見えます。
現在は、手前のコンクリート製アーチ橋を使用しているそうです。
ここをクリックして更に
橋脚部を拡大

橋の上面です。
左側が石橋、右側がコンクリート橋です。

様子が判ったので、インプレッサを移動してきました。
奥が
出口水槽側・・・即ち、水はこの橋の中を
後方から前方の山上に向かって流れています。
前方に見える山(
出口水槽側)には、
このように水管が敷設されていました。
水はこの管の中を上っていくのですね~
その
出口水槽側から振り返って見た景色です。
少し降りた所、インプレッサの向こうに
サイフォン橋、その
向こうの山(呑口水槽側)に
水管が敷設されています。
川を越えて水を送る・・・良く考えられた、そして
1891年竣工ですから、当時としては
大変な事業
だったのだと思いますし、架け替えられたとは言え、
その水路が今も現役で活躍しているということに驚きました。
Posted at 2016/04/24 08:43:17 | |
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