
5月22日夕刻、小樽港を出港したDIAMOND PRINCESSは、23日の朝、
青森港国際クルーズターミナルに到着しました。このクルーズ
最後の寄港地です。
青森港国際クルーズターミナルは、
にっぽん丸で青森を訪れたこの時以来です。同じ日にMSCベリッシマもねぶた祭見学で青森港にいましたが、大きい船ですので少し離れた場所(👈八甲田丸より更に右側にある製油所の岸壁)に接岸していました。
何れの画像もクリックで
拡大します。
こちらは、既に陸奥湾内を航行中の7時半頃に、
JR津軽線の蓬田駅沖合から撮ったものです。

津軽半島を北上する
北海道新幹線の高架と
青森農協ライスセンターで場所が特定出来ました。
同時刻、青森港方面を見ると、
青森ベイブリッジ、
物産館アスパムなどが見えていました。
船はゆっくりと進み、9時に青森港国際ターミナルに接岸した時の画像です。


(写真・左)フェリーターミナルには、津軽海峡フェリーの
ブルーマーメイド(左)、同
ブルードルフィン(右)、そして青函フェリーの
はやぶさ(中央)がいました。
(写真・右)タグボートの
みちのく。。。にっぽん丸が接岸する時にも来ており、
にっぽん丸を横から押していました
👈クリック。今回は押してくれたのでしょうか???押している様子は見ませんでした。奥に見える
公園から撮った写真を後掲します。
9時に接岸。。。
だいたい午前中を目途に、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸を観て。。。

。。。ウォーターフロント青い海公園沿いに船まで
戻って来る予定です。昨年、ねぶた祭は観ていますし、八甲田、十和田地区、三内丸山遺跡等への
オプショナルツアーも確かあったようですが、
何とも慌ただしいので今回は参加しませんでした。
せっかくなので、まずは
シャトルバスで青森駅西口へ。。。何年ぶり
半世紀近い!!でしょうか???
東北本線と
奥羽本線の
ターミナル駅だ!と線路の配置を感慨深く見ておりましたが・・・
・・・この案内表示板を見て
東北新幹線の開通以降、東北本線は盛岡以北で
第三セクター化されて、
いわて銀河鉄道と
青い森鉄道になっているので、
東北本線は来ていない!!
ことを実感しました。
すっかり変わってしまった駅前(東口)から、綺麗に整備された(元は青函連絡船に続く構内と思しき)跡地を歩くこと数分、
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸のお尻が見えてきました
!

船に続く
可動橋は、船へ続く橋桁には線路が敷設され、橋桁を
門型の主塔で支える構造になっています。この
可動橋と八甲田丸は、函館側(摩周丸と可動橋)と共に
日本機械学会により機械遺産として認定されています(認定番号044)。
八甲田丸の乗船口までやってきました。
もうすぐ60歳になるとの看板があったので・・・


・・・調べてみました。
三菱重工神戸造船所にて建造され、
1964年8月12日就航、主機関4サイクル排気ターボ過給機付ディーゼル機関8台搭載、
他に摩周丸(函館にて記念館になっています)
と5隻(津軽丸、松前丸、大雪丸、羊蹄丸、十和田丸)
の姉妹船がありますが、これら7隻は1964年5月~1966年11月の間に就航しています。八甲田丸と摩周丸以外の5隻についての終航後の消息等、Wikipediaで調べていたら、面白くて結構時間がかかってしまいました
(^^ゞ
ご参考:
摩周丸 津軽丸 松前丸 大雪丸 羊蹄丸 十和田丸 八甲田丸
入館したらすぐに
青函ワールド・・・昭和30年代の青森駅前や連絡船待合室が再現されています。


続いて、客室の一部や操舵室を通り抜けて
展望台に出ます。更に最上部としては・・・


・・・
煙突展望台(左)があったので、上がってDIAMOND PRINCESSを撮りました(右)。
エレベータを使って一気に
車両甲板まで降ります。小樽でも見ましたが、ここにも
キハ82(左)・・・


・・・が展示されており、1961年~1967年の間に358両製造された
日本初の特急型気動車としての位置づけを誇示しているかのようです。右は
無蓋車です。
更に一段降りて、エンジンルームを見ました。
川重MANの過給機付ディーゼルエンジンです(左)。


エンジンのコントロールルームにも入れました(右)。
お昼近くになったので八甲田丸とお別れし、
青森ラブリッジを通ってウォーターフロントへ・・・


・・・
青森物産館アスパムで、チョットだけお土産を買い、その後、
青い海公園からDIAMOND PRINCESSを眺めながら帰船しました。右の写真は、国際ターミナル接岸時に
タグボートを撮った写真に写っている
モニュメントがある場所から撮ったものです。
結局、帰船後14階のブッフェレストランで昼食を食べたのは13時過ぎ。。。
シンプルに
オリーブオイル+塩をかけただけの生野菜、そして
淡白な味のラーメンがお気に入りで、これに
ビールを2本ほど飲んで満足していました


その後は、サンデッキ(15階)から
八甲田山を眺めながら、暫し午後の休息を楽しみます。

こうして最後の寄港地でも、シャトルバスを使っただけで、
自分で街歩きをして終わりました。
過去4回のクルーズでは、
殆どの寄港地でオプショナルツアーに参加して丸一日遊んでいたのですが、今回は、釜山以外は(一応)知った観光地ですし、設定されていたツアーも中途半端な内容が多かったことも、
オプショナルツアーを選択しなかった理由のひとつです。
また、2000名を超える乗客が、一度に下船してバスツアーをするとなると、下船→バス乗車に
結構な待ち時間があるのでは?と想像していたこともあります(実際、乗客定員が半分以下の飛鳥Ⅱでは、結構待ち時間がありました)。ところが、
そういった混乱?はこちらのブログの末尾に記載し
たメダリオンを使ったシステムが功を奏しているのでしょうか、
この船では見受けられませんでした。
結構歩いていますし、昼は自重していますので、写真を撮り忘れながらも夕食はそれなりに一所懸命に食べていましたが、この日も例外なく。。。。


夕食後は、
クイズ大会と
ショー(この日は和太鼓+三味線;バイオリンの演奏)を
はしごして(ここまでは、毎晩同じです)、
フォトギャラリーに行きました。
フォトギャラリーでは、DIAMOND PRINCESSの
専属カメラマンに撮ってもらった写真の中から(お値段の都合もあるので)
5枚をセレクト(iPAD画面が置いてあり、自分で画面を使って選ぶことが出来ます)しました。最終日の前日(=終日航海の明日)は、混雑が予想されるため、ややこしいセレクト作業だけを済ませたものです。
写真は、
翌日発注することにして。。。思いだしたのが
皐月の満月🌕
どうかなぁ・・・と思いましたが、設定を工夫して何とか
月の道を撮りました@下北半島沖。22:53撮影。
明日は最後の終日航海。。。明後日の早朝は横浜・大桟橋に帰港します。
つづく
【関連のブログ】
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日本列島クルーズ(速報)
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日本列島クルーズ(その1:横浜から長崎へ)
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日本列島クルーズ(その2:長崎で乗り鉄しながら撮り鉄した)
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日本列島クルーズ(その3:平和公園と吉宗
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日本列島クルーズ(その4:釜山)
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日本列島クルーズ(その5:境港・まずは由志園へ)
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日本列島クルーズ(その6:境港・続いて水木しげるロードへ)
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日本列島クルーズ(その7:小樽・総合博物館へ行った)
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日本列島クルーズ(その8:小樽・旧手宮線跡を歩いて。。。)
Posted at 2024/06/30 23:05:48 | |
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