ボクスター車高調整の巻！

去年の9月ぐらいに納車された、ボクの981ボクスターS。
納車時から車高の低さが気になっていました。

このタイトル写真を見ると…フェンダーにタイヤが少々被ってるように見えますよね？(^^;)

アバウトな表現ですが、前後共にフェンダーとタイヤの隙間に指1本が入らないぐらい。前のオーナーさんは都内の整備が行き届いた道しか走らなかったのかな？

フロントにロベルタのリフターが装着されていたので、低い車高にこだわりつつも、それなりに実用性？も狙っていた様子がうかがえます。



でもなぁ～リフターって運転中にとっさに操作できないし、群馬の一般道にはギャップも多いし、山道なんて行ったら波状路やら減速帯やら様々なシャコタン殺しの障害物が待ち構えてるし…ヤバいんじゃない！？と常々ビビりながら運転していました(>_<)

先日のオイル交換後に「そろそろ真面目に車高調整すっかな～」と決意をしまして、アメリカのアマゾンに注文して近代ポルシェ用のジャッキアップポイントにかませるパッドを入手しておきました。





ま、無くても上げられるんですけど気分の問題です(^_^;)


そして先週末。
ようやく作業の時間が確保できたので、念願だった車高調整をやってみました。

まずはポルシェ用のパッドを使って安全にリフトアップ。
写真ではホイールがすでに外れてますが、ホイールボルトが鬼のように強く締まっていて、超ロングのスピンナハンドルを使ってようやく緩みました。
ポルシェってそんな高トルクで締めるのがデフォなんでしょうか？(；・∀・)





前後共に7mmのスペーサーが入ってました。車高上げたら更にツライチになるかな！？(´∀｀*)ｳﾌﾌ





フロント部分。
ビルシュタインのPASM対応の車高調とロベルタのカップが見えますね。
まだ使用感が少なくてかなりキレイな状態でした。




いつもお世話になっている981ボクスター乗りの大先輩「forestfield」さんの愛車を測定させていただいたデータを元に、おおよそスポーツシャシ装着車と同じぐらいの車高を目標値と決めました。

車高調本体がキレイな状態なのでロックシートもすんなりと緩みました。助かりました( ´Д｀)=3 ﾌｩ

ロックシートを緩めて、狙いの車高になるようにスプリングシートを締めて行き…ノギスで基準部分の長さを測って、シートを微調整してロックして完了！


続いてリア部分。
こちらも非常にキレイだったので、ブーツやバンプラバー、ダンパー本体も問題なさそうでした。

フロントと同じようにガシガシ調整 ( ｀ー´)ノ





ボクスターはストラット式のサスペンションなのですが、一般的に言うところのレバー比がわかりません。そもそもストラット式ならレバー比なんて存在しないのかな…正解がよく分からないので、今回は脳内シュミュレーションで導き出した寸法で調整を行ってみました。


着地させるとどうなるかな？？

おお！なかなか良い感じ(ﾉ´∀｀*)









アバウトですが、前後共にフェンダーとタイヤの隙間は指1本と半分ぐらいです。無事にスポーツシャシ装着車と同じくらいの車高になりました (∩´∀｀)∩ﾜｰｲ

車高を上げたので光軸をちょっと下げる方向に調整して、この日は作業を終えました。20インチのホイールが重くて疲れました(-_-)


そしてあくる日に試運転。
すぐに気が付いたのは、PASMノーマルでの乗り心地がかなり良くなっていること！今まではバンプタッチしていたんでしょうかねぇ。スプリングを縮める方向にセット（＝プリロードUP）したのにも関わらず、ストローク量が増えた事でこんなに乗り心地が良くなるものでしょうか(?_?)

車高が変わってアライメントが狂ったハズですが、とりあえず直進性やコーナーでの動きは違和感が無く、全体的に丸く柔らかくなった印象でした。

これで今までよりも全然快適なボクスターになったと思います(*^^*)


ガレージに戻ってもう一度車高を測定したら、足回りが馴染んだのかな？フロントは3mm、リアは2mmぐらい車高が落ちてました。

いつもの表現ですと、ちょうど指1本入るぐらい。

う～ん、アライメント調整に出す前にもう一度スポーツシャシーの車高になるように微調整しますかねぇ。

気にするとホントきりがない…(◎_◎;)