64歳にして人生初のマラソン。しかもフルマラソンに
挑戦中です。神戸マラソン2025もここからは後半戦。
神戸市から西へ、明石海峡を横手に見ながら明石市に。
大蔵海岸の公園を半周して出口手前で中間点です。
グロスタイムで3時間17分なので余程のトラブル
がなければ完走は十分狙えそうです。
1キロ8分少しのペースで順調に進むのですが・・・。
当日の神戸の最高気温は20度超とこの時期としては
暑くて、快晴の空からは容赦なく陽射しが照り付て
体力を奪っていきます。

(神戸新聞社様にお借りしました)
スタート直後のトイレ問題のこともあって、ウォーター
ステーションでも水分摂取を最小限に控えていたのも
堪えてきたのかも。

垂水漁港では大漁旗を掲げてマラソンを盛り上げて
くれています。その先には26キロの表示が見えます。

28〜29キロ付近、JR塩屋駅前の通称’’塩屋坂''
緩勾配がダラダラと続く難所。疲れ切った脚には
辛いですね。ヘタに頑張るとふくらはぎが攣りそう
になります。
そんな難所も登りきっちゃうと素晴らしい景色が。
目の前には大阪湾とその奥正面には奈良県との境の
生駒山、右奥には奈良や和歌山県との境になる和泉山脈
が霞の中に見えています。
そして横を見ると塩屋漁港の漁船が大漁旗を掲げて
海上からエールを送ってくれます。

(神戸新聞社様にお借りしました)
何とかゆっくりではありますが、完走目指してひたすら
走るだけです。幸いなことに脚に痛みなどは全くなく
マラソン前の整形外科での注射などの処置が大きな
効果を産んでくれています。
それでも終盤戦の33キロあたりから脚が前に出なく
なってきます。歩くのが精一杯です。
あと9キロどうやってゴールできるのか。35キロ
ポイントでの足切りタイムが迫ってます。
時間内に通過できないと足切りされちゃって
収容バスに乗せられちゃいます。

日本交通神戸さんのいすゞガーラHD。
バスは大好きだけど、このバスには絶対お世話に
なりたくないです。
今までの練習のことを思い出し、ゴール手前で
待っている家族応援団の顔が脳裏をよぎります。
沿道の応援エールに力をもらって感謝の気持ち
一杯で自然と涙が溢れてきます。
残り時間を考えて1キロ10分以内のペースで
歩き続けて、ようやく42キロポイントに。
ゴール200m手前で家族応援団のお出迎えを受けて。

孫たちともハイタッチして

最後は嫁とハイタッチして最終コースへ
あと195mでゴール。長かった旅路もいよいよ終点。
最終車は感動のゴールです。
Posted at 2025/12/10 18:16:56 | |
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マラソン | 日記