右ドライブシャフト アウターブーツ交換

部品代は大した事無いのにお店に頼むと高い！と思うでしょうが、それなりに面倒な作業です
分割式があったら楽なのに無いので仕方なくやっちゃいます

インナー交換の場合はドラシャ単体で作業しますが、自分の車だしアウターだし雨降りそうだったので車載のまま作業

車を上げてブレーキキャリパーまで外す
外したキャリパーは針金などで吊るか、ホースに負荷掛からない様に邪魔にならない様にしておく
※ついでなのでブレーキフルードの漏れ、ホースのひび割れなども点検

タイロッドエンドを外します

18mmでナットを緩めた後(全部外さない)、タイロッドエンドの取付け部を側面からハンマーで叩きます
※くれぐれもタイロッドエンド自体を叩かない

何度か叩くと衝撃でテーパー部が緩みます
タイロッドエンドのボルトを軽く叩くいてテーパー部に完全に遊びが出たらナットを外しタイロッドエンドを切る
これでプーラー無くても外れます

叩くのが不安だったり完全に固着してどうにもならない場合は素直にタイロッドエンドプーラー使ってください

この時タイロッドエンドのガタなどの点検もしておく

３つの16mmロアアーム取付けナットを外す

27mmハブボルトを外し、スプラインを抜けばブーツ交換が出来る準備完了

大径側ブーツバンドを外す
画像の状態で1/4エクステンションなど適当な長さの物を入れた後、ハブボルトを締付け
これでCVジョイントが外れます

スナップ外してグリスや汚れを綺麗にします

このスナップ(C型でドラシャ先端付近)でドラシャとCVジョイントが簡単に外れない様になってます

普通のバーフィールド型

慣れてない場合はアウターレースとインナーレースはあまりバラさない方が良いですが、ゴミが噛んでたりしたら洗い油(灯油でもおｋ)で綺麗にする

綺麗になったら組んでグリスを適量入れる

ブーツを入れ、新しいスナップを取付けて小径側ブーツバンド締付け
ブーツバンド締付けにはかしめタイプのブーツバンドツールが必要

※ドラシャとブーツの接触するブーツバンド締付け部は大径・小径共に綺麗にしておく
そうしないとグリスのにじみの原因になります

ここからは雨降ってきたので画像なし

ドラシャとCVジョイントをアウターのスプラインを潰さない様に気を付けながら叩いて組みつけ
※ドラシャのスプラインとCVジョイントインナーレースのスプラインをきちんと合わせて組む

CVジョイントとブーツの隙間から適量グリスを入れ、大径側ブーツバンドを締め付け

後はバラした逆で組み付ければブーツ交換完了

※重大事故の原因になりますので、ブレーキが確実に効くか？各部の締付け不良などないか？などの確認
走行後にグリス漏れや異音は無いか？の確認もお忘れなく