ここ数年この時期は毎年、母校のサマースクールの講師でボストン近郊の町まで渡米している。
その為に昨年に続き皆さんのところにも、先週よりお邪魔出来ずにいたので、その事をこの場をお借りしてご報告して置きたい。
母校のあるこの町は米国・マサチューセッツ州のボストンから程近いケンブリッジと言う所で、人口がちょうど10万人程度なので、あまり参考には成らないが、日本で言えば大阪の池田市や神奈川の伊勢原市辺りと同じであり、人口密度で行くと同じく神奈川の藤沢市や東京の町田市程度の規模と同等の町であろうか。
ここで学生時代を過ごし、博士号を取得してからもう30年近くに成るが、日本の町との大きな違いは、何十年経っても町の雰囲気が差ほど変わらない事かも知れない。
自分の後輩である学生達には、過去に捉われずに自分の未来を切り開けば、既に過ぎ去ってしまった自分の過去も、改めて輝かせる事が出来るのだと、そんな事を踏まえて日米の建築、そして戦争への歴史も織り交ぜて偉そうに講義して来た(笑)
今年は9月にもう1度渡米するので、今月その準備をしなくてはいけないのが、ちょっと憂鬱である。
さて、その1週間の短い出張から帰国して、久しぶりに熊本での復興支援も休み、この土日はのんびりと寛ぐ事が出来たのだが、実は一昨年に、とある命に関わる病気(感染症では無いのでご安心を)に襲われ、3度の手術を始め結局8ヶ月も仕事を休んでしまい、また昨年はその治療の副作用でとてもバイクに乗る気も起きずに過ごして来たのだが、今年のゴールデンウィーク辺りから、や~っと体調が上向いて来て、この土曜日に2年ぶりに、本当に久しぶりにバイクで走りに行って来た♪
ただまあそうは言っても、13歳で米国で免許を取得してからバイクの無い生活は初めてであったし、幾ら過去にレーサーとして日本GPで戦っていた経験があるとしても、それから長い年月も経ち、言わば病み上がりでジジイがいきなりガンガンはやはり無理なので、大人しく自宅から御殿場までの170Kmをノロノロよろよろと往復しただけで終了とした(^^;
、、、と、ツーリングと言うにはあまりに短距離で、特に面白い内容でもないと思われるし、最後にこのバイクについて少しだけ書いて置こうと思う。
このブログには初登場のこのバイクであるが、イタリアのMV AGUSTAと言うメーカーのF4Rと言う車種である。
エンジンはバイクではオーソドックスな直列4気筒であるのだが、このエンジンはイタリアつながりでフェラーリが開発した事で有名で、エンジン部品にはコンロッド等チタン製パーツもふんだんに使い、またカウリング等の外装にはカーボンパーツも惜しみなく使われており、クルマでは既にメジャーではあるがブレーキ回りはブレンボ製で固められ、ホイールもバイクではメジャーなマルケジーニ製だっとりと、パーツ好きのライダーにもなかなか好評を博している。
最近はアウディ傘下に入っている同じイタリア製のドゥカティと同じく、その排気音量はこれで良く認可が下りたと思うレベルであるが、まあ日本車には無い官能的な音を奏でるので、自己満足している次第である。
バイクにしてもクルマにしても、実際の乗り味はカタログデータでは語れない部分が多いが、一応このバイクの性能は、0-100Km/h加速3.5秒、最高速309Km/hではあるが、最近のスーパースポーツ系のバイクでは特に驚くデータではない。
ただクルマで言えば、さすがに最近の超スーパーカー達には適わないが、それでもまあ型落ちのランボルギーニやフェラーリ達とは同等に闘えそうではあるし、片や諭吉2千人超でありこちらは諭吉2百人超と価格も約1/10以下であるので、雨が降ればずぶ濡れで夏は酷暑で冬は極寒と言うリスクを除けば、その費用対効果は非常に抜群だと言えなくもないのではないだろうか。
まあ、そんなこんなですっかり梅雨も明けて真夏の日差しが降り注ぐ中、何とかライダーとして復活した日であった♪
Posted at 2016/08/07 18:57:50 | |
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