上の画像は、現行モデルのSPASHAN 2022 の製品説明で使われた画像になります。
分子が従来のスパシャンより大きくなり、より結合力が強化されたので強固な被膜を形成出来るとの説明でした。
しかし、この説明画像は公式ページ等では使われておらず、
公式YouTubeの説明動画(現在は削除)、
販売店のPOP、
パッケージに入っていたチラシ等でしか見かけませんでした。
Facebookでも使ってたかもしれませんが、有志によれば削除されてしまって見る事はできないらしいです。
で、その理由と思われるモノが、元社員により暴露されました。
信越シリコーン KR-251
上の画像にあるように、信越シリコーン社の「KR-251」という製品に含まれるシリコーンレジンの作用についての説明文と図式が、
"完全に一致"しています。
これはかなりマズイのでは...
何故、信越シリコーン社の説明を転用したのでしょうか?
もしやコレをベースに調合して作られたのですか?
いや、そのまま容器に詰め替えただけと言う事も考えられます。
シリコーンレジン自体は、確かに高耐久な被膜を形成しますので、様々なメーカーがクルマ用コート剤としてラインナップしてますがね。
※みんカラの機能で画像が圧縮されていますので、見にくい人はググってくださいね。
仮定の話になりますが...
もし、SPASHAN 2022 の成分にKR-251を添加していた場合は、結構オオゴトになるかもしれません。
KR-251には、溶剤としてトルエンが80%含まれています。
はい、もうそれだけで塗装面に悪影響を与える可能性が出てきますよね。
希釈倍率を考えると、一回一回の施工では変化が判らないかもしれませんが...
トルエンの危険有害性情報は、
・引火性の高い液体及び蒸気
・飲み込むと有害のおそれ(経口)
・吸入すると有害(蒸気)
・皮膚刺激
・眼刺激
・生殖能又は胎児への悪影響のおそれ
・中枢神経系の障害
・眠気及びめまいのおそれ
・呼吸器への刺激のおそれ
・長期又は反復ばく露による中枢神経系、腎臓、肝臓の障害
・飲み込み、気道に侵入すると生命に危険のおそれ
・水生生物に毒性
とあります。
「水生生物に毒性」て...
洗車用ケミカルなら排水口に流しても安全な成分を使用するべきではないでしょうか。
使用上の注意として、
保護手袋、保護面、保護眼鏡等を着用すること。
とあるので、人体に対してもなかなかの刺激物である事が判ると思います。
しかし、SPASHANは洗車用品なので素手で使用している人もいます。
私は原液の粘着質な感触がキモくて手袋を使っていましたが(笑)
SPASHANのガラス容器に記載されている成分表は昔から変わらず、
・メチルポリシロキサン
・溶剤
・界面活性剤
・防腐剤
・水
・着色料
という表記だけです。2022モデルも同様です。
劇物が使用されているのなら、相当の注意書きが必要と思われますが...
このまま使用して本当に大丈夫でしょうか?
他、開封・未開封に関わらず、変色と分離が起こり、
そのまま使用してみたら水にうまく溶けていかず、ムラが凄い等の報告がいくつかあります。
こちらはYouTuberでSPASHAN2021を使用している方の不具合報告動画です。
私も2021モデルではその現象が起こり、どうにもならず手放しています。
ムラはタオルでかなり擦るか、石油系溶剤入りのクリーナーを使用しないと落ちません。
2022モデルも同時に手放しましたが、購入して半年足らずで分離は始まっていました。
ある時の公式イベントにお邪魔した時にこの件を伺ってみた所、
不具合はユーザーからの意見がいくつかあり把握している旨の発言がありましたが、
交換や返品といった対応については特にコメントがありませんでした。
また、「クラシックワックス」はカルナバ含有率の詐欺で返金対応となりましたが、
クリームタイプである「クラシックトップ」のカルナバ含有率80%は本当なのでしょうか?
今回の件で、クラシックトップも怪しいと思っている人は多いとおもいます。
クルマ用ワックスに配合されているカルナバ蝋自体は、常温では固形です。しかもかなり硬いとか。
それをワックスとして柔らかく、塗り伸ばせるようにするには、常温でも柔らかくなるように天然油や石油系溶剤などを混ぜるそうです。
海外メーカーのトップクラスの固形ワックスですら、カルナバ含有率は50~60%台が大半です。
クラシックトップのカルナバ含有率80%が真実であるならば、
仮に何とかクリーム状に出来たとしてもチューブをかなり強く握らないと出てこないんじゃないかと思うわけです。もしくは湯煎しないとカチカチとかも考えられます。
でも使用した動画では、まるでハンドクリームの様に柔らかそうな印象でした。
カルナバ含有率をアピールするより、最初から性能の良さを強くアピールしていれば、こんな事になっていないと思いますね。
今回の件で、スパコレの製品は信用性が下がるばかりです。
疑惑に関して正直に説明していない部分はまだあるし、対応が杜撰としか言い様がありません。