
昨年来、妙に立て続けにリリースされているミニチュアカーが、ラリーの世界で活躍するADVANカラーのランサーエボリューション。
これまでにもいくつか購入してきましたが、この度新たに2006年のP-WRC(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権)・「
Rally JAPAN」に参戦して優勝を飾ったマシンのモデルがリリースされました。
同年のP-WRCに参戦した「ADVAN-PIAAランサー」、クルーは
奴田原文雄選手とダニエル・バリット選手のコンビ。
イギリス人の若手コ・ドライバーながらWRCを含めて参戦経験豊富なダニエル選手を新たなパートナーに迎えての参戦、その緒戦となる伝統のモンテカルロ・ラリーでは難しいコンディションのチュリニ峠で勝負を決して見事な日本人初優勝を飾りました。
この時のマシンは
2009年6月25日付のエントリでもご紹介しているように、既にVITESSE社からミニチュアが発売されています。しかし初期生産分は日本国内でほとんど流通しなかったので貴重な存在。発売されていることを知って、私も海外から通販で取り寄せてコレクションに加えました。
その後、このモデルは追加ロットが生産され、国内でも流通しました。この仕様も
2010年1月13日付のエントリで記したように購入しましたが、若干のディテールアップも加えられています。
話をP-WRCに戻すと、第2戦・メキシコ参戦を経て第3戦と第4戦をスキップ。そして迎えたのが第5戦の「
Rally JAPAN」、凱旋帰国。当時はまだ十勝地方を舞台としていた同大会ですが、期間中のべ25万人もの大観衆の期待に応える走りを披露。
SS1からステージベストをマークしてトップ争いの一角を占め、終盤の逆転劇で見事なシーズン2勝目を挙げたのでした。
今回モデル化されたのが、まさにこの時のマシン。ただしモンテカルロ優勝仕様とは異なり、今回のモデルはixo社からリリースされました。
外観・内装ともになかなか忠実に実車を再現。モンテ仕様と比べるとカラーリングの赤色が若干明るめという違いがありますが、実は車そのものもモンテ仕様とJapan仕様では別の個体なので、実際に色味も異なっていたのかもしれません。
また、モンテ仕様と比較して外観上の大きな相違点は3つ。ひとつはボンネット先端にモンテ仕様ではライトポッドが備わりますが、Japan仕様には備わりません。ナイトステージが設定されていなかったので、もちろん実車でも装備されることはありませんでした。
2つめはホイール。モンテ/Japanともに「
ADVAN Racing RCIII」を装着していましたが、モンテではゴールドのものを使っていたのに対して、Japanではホワイトを装着。ホイールの色が異なることで、特にサイドビューの印象は大きく変わっています。
3つめはタイヤ。ターマックとグラベルというステージの違いがあるので、もちろんタイヤは異なります。今回のモデルはグラベルタイヤのパターンが再現されており、さらにマッドガードも備わっています。

この半年ちょっとで一気にコレクションで多数派となってきた「ADVAN-PIAAランサー」のミニチュア。
ちょっと懐かしいエボリューションVIのAPRC(アジア・パシフィック・ラリー選手権)仕様も昨年はオークションで購入、ズラリと並べてみるとなかなか壮観なものです。
やはり仕事でもなにかと縁のあるマシンだけに、発売されると即決・即買い。気が付けばこれらラリーマシンを含めて、ミニチュアカーを紹介してきたフォトギャラリーも100ページになってしまいました。
実際には購入してしばらくすると段ボールに仕舞い込まれてしまうので、コレクションケースなどにおさめて常に目の届くところに飾っている訳でもなく。
勿体なので、ぜひそうした"展示スペース"を作りたいところなのですが、残念ながら置く場所の確保も出来ず・・・。
こんなエントリを書きながらも、またついついミニカーショップのサイトを覗いて気になったアイテムをオーダーしてしまったのですから、我ながら懲りないというかなんと言うか・・・。
MiniCar|三菱ランサーエボリューションIX Rally JAPAN 2006
MiniCar|三菱ランサーエボリューションVI ラリーキャンベラ 1999
MiniCar|三菱ランサーエボリューションⅩ 新城ラリー2008
MiniCar|三菱ランサーエボリューションIX Rally Monte-Carlo2006
Posted at 2010/03/03 17:45:50 | |
トラックバック(0) |
ミニチュアカー | 日記