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2012年01月26日 イイね!

新型 ルノー・コレオス

新型 ルノー・コレオスこの日は、午前中に一件の取材予定があったため、朝9時前に社用車1号機(フォルクスワーゲン・パサート 2.0)で、相棒の“しろぶぅさん”と一緒に外出。
一時間ほどの移動で到着したのは、新型ルノーコレオスの報道発表会が行われる会場です。

2008年に登場したコレオスは、ルノーが初めてのSUVとして満を持して送り出したモデル。今回はフロントフェイスを中心としたエクステリアのスキンチェンジや、細部の改良が行われたマイナーチェンジであり、フェイズIIへの進化を遂げることとなったのです。

既にフランス本国では発表になっていたので写真や動画は確認していましたが、実車を見ての第一印象は「ちょっと逞しくなって、存在感を高めたな」というところ。従来型は比較的プレーンな顔つきでしたが、このアッサリした感じが市場ではあまり受け入れられなかったようで、特に欧州市場対策としてのスキンチェンジである旨の説明もなされました。また、コレオスルノーのラインナップにおいては特徴的な販売傾向があるそうで、実に全体の7割以上が欧州外の市場で売られているそうなのです。
つまり、SUV市場が決して小さくない欧州での商品力向上こそが、今回のマイナーチェンジにおける最大の目標であるということなのです。

さて、日本市場においてはどうでしょうか。
ルノー全体で言えば2011年は前年比120.9%、3,066台を販売したそうです。国内事情としては東日本大震災がありましたが、輸入車の場合は生産面での支障も生じず、従来からのセールスプロモーションが着実に実を結んだ結果の販売増であろうと、ルノー・ジャポンでは分析しているそうです。
確かにルノーはドイツ勢に比べてマーケットシェアこそ小さいものの、積極的なカスタマーイベントや新しいスタイルのセールスプロモーションを展開しており、ユーザーをもっとも大切にしている自動車メーカーのひとつに数えられると思います。ゆえに、この堅実な販売台数の歩みも、納得の数字なのです。

コレオスについて簡単に紹介すると、この車は、ルノー日産自動車ルノー・サムスンの三社によるパートナーシップの下で生まれたものです。
例えば搭載するエンジンは多くの日産車に採用されているQR25DEとの共通項も多いですし、なにより車の基本骨格であるプラットフォームは「エクストレイル」とも共通のもの。そして輸入車ではしばしばウィークポイントとなり得るトランスミッションには6速マニュアルモード付きのエクストロニックCVT、4輪駆動機構もALL MODE 4×4と、これまた「エクストレイル」と共用しているのです。

つまり、耐久性や信頼性については、“ガイシャだから……”とか“フランス車は……”という心配は限りなくゼロであると言えるでしょう。この点は、特に日本のユーザーにとって選択肢のひとつにコレオスを加える大きな理由になるはずです。
その上で気になるのは、「せっかくルノー(フランス車)を買うのに、中身は日産と一緒なのか?」ということ。単なるバッヂエンジニアリングに過ぎないのであれば、なにもわざわざルノーブランドを選ぶこともないからです。この点についても確認してみると、細部にわたってルノー独自の部分が多く、乗り味は全く別物に仕上がっているのだとか。
今回は実際に運転する機会はありませんでしたが、近い内にこのコレオスについてはテストドライブを何らかのかたちで行うつもりですので、詳細は改めてレポートすることができると思います。

ところで今回、ちょっと面白い発表が同時に行われました。

●ルノーコレオス レンタカーキャンペーン

オリックスレンタカーとのタイアップにより、発表されたばかりのコレオスをレンタカーでお得に利用できるキャンペーンが行われることとなりました。
対象店舗は東京、横浜、札幌、名古屋、大阪、福岡に限られますが、3時間で4,725円、最大の12時間でも7,350円というリーズナブルな料金設定が嬉しい内容。12時間あれば、ちょっとした小旅行や、家の近所やお気に入りのスポットでの実用性チェックなど、いろいろな使い方ができそうです。
 
Posted at 2012/01/29 14:16:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | 取材・業務雑記 | 日記
2012年01月25日 イイね!

そろそろ代替計画

そろそろ代替計画リアルタイムではありませんが、基本的に毎日の日付でエントリをBLOGで重ねていると、まるで業務日誌をめくるかのように便利に過去の出来事を振り返ることが出来ます。

ここ数日では私が使っているパソコンのメンテナンスを施していたのですが、遡ってみると半年に一度くらいのペースでメンテナンス作業をしていることが分かります。ちなみに前回は2011年8月14日付のエントリに作業の実施を記していましたから、やはり半年ほどを経ての作業ということになりました。

同様に振り返っていくと、相棒の“しろぶぅさん”が現在使っているパソコンを導入したことは、2008年4月15日付のエントリに記されていました。
ウェブサイトの制作や運用をメインとしているうちの場合、業務ではパソコンが絶対に欠かせません。その上で出張の機会も多いため、高性能で信頼性の高いラップトップ型が必要となることから、Panasonicの「Let's note」を長年にわたって愛用しています。

相棒さんの場合はデザインが仕事の中心ゆえに、画面サイズの大きなシリーズをチョイス。最初に導入したCF-Y2にはじまり、2008年に代替してCF-Y7となって現在まで約4年。そろそろスペック的にも不満が出てきたことと、CF-Y7はリースという形態での導入であり契約終了が近づいてきたことから、最新モデルへの代替を検討していました。
そして1月25日、「Let's note」の2012年春・夏モデルが発表に。既にYシリーズやWシリーズといった旧名称ではなくなっていた「Let's note」、大画面を採用するモデルは「CF-B10W」という名称になっています。

もっとも、今回のモデルチェンジでは大画面モデルはそれほど変化を受けておらず、どちらかというと12.1型のモニターを搭載したモデルが主役という感じ。
とは言うものの、うちの場合は大画面であることも選択理由のひとつなので、基本的には「CF-B10W」が代替の最有力候補。そこで更に機能を優先して、「B10 Premium Edition」もチェックしてみることに。
その結果、最終的な判断として「B10 Premium Edition」への代替を決定、導入にあたってはこれまでと同様にリース形式をすることにしました。

ここからはメールや郵便でリース会社との連絡や書類のやりとりを行い、2月末くらいを目処に商品の納入という流れになるかと思います。
2月末の納入であれば、出張が増えてドタバタする前にセットアップなどの作業も片づけられますから、ちょうど良いタイミングでの入れ替えが実現する運びになりそうです。
 
ちなみに写真は、現在私が使っているCF-W8のPremium Edition。こちらを導入したのは2008年の11月ですから、丸3年が既に経過しています。しかし現在でも充分なパフォーマンスを有しており、デスクワークから国内外の出張まで頼もしい働きを見せてくれています。
なによりうちが「Let's note」にこだわっている理由が、信頼性の高さとアフターサービスの充実ぶり。実際に取り扱いのミスで1m近い高さから落下させたこともありますが、HDDなどの損傷は無くその後も問題なく駆動したのには驚きました。なにしろ、落下させた際には電源も入った状態だったのですから。
また、昨年は出張中に不注意から液晶モニターを破損させてしまいました。しかし、これも日程が詰まったモータースポーツシーズン中でしたが、3泊4日で修理されて手元に戻ってきましたので、全く業務に支障をきたすことが無かったのです。

価格的にはかなり高価な部類に入る「Let's note」ですが、こうした信頼性はビジネスツールとして大きな魅力。ゆえに今回の入れ替えにあたっても、他社製品との比較検討は一切行うことがありませんでした。
 
Posted at 2012/01/28 04:15:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 取材・業務雑記 | 日記
2012年01月24日 イイね!

どうしても挫けてしまう……

どうしても挫けてしまう……仕事で一緒になる機会も多いカメラマンの友人と電話していたときのこと。子どものころから筋金入りの“鉄ちゃん”である彼との会話は自然と鉄道関連の話題になったのですが、その中で3月17日のダイヤ改正で廃止されることが決まっている「日本海」の写真撮影について盛り上がりました。
日本海」は大阪と青森を結ぶ寝台特急で、1968(昭和43)年に登場。その名の通り日本海に沿って往復してきましたが、寝台特急に対する需要の減少には勝てずに、この春に廃止されることが決定しています。

ゆえに、廃止前に最後の勇姿をカメラにおさめておきたいと思うのは、鉄道ファンであれば当然の想い。
近年は廃止直前の列車を撮影するために、マナーやルールを無視して社会問題化している“葬式鉄”と呼ばれる輩も現れるようになりましたが、こうした連中の勝手な振る舞いが自らの趣味の世界について自分自身で首を絞めることになっているのが、どうして理解出来ないのかは甚だ疑問です。

閑話休題。

カメラマンの友人は廃止前に撮影のために東北を訪れることを決めているようで、私としてもその“撮影紀行”には興味を持つところです。それこそ青森あたりで合流させてもらうことも考えてみたのですが、クルマは友人のものがあるから良いとして、青森までどのように移動するかもシミュレートしてみました。

手段として思いついたのは航空機と新幹線。もちろん高速バスという選択肢もありますが、さすがに青森まで700km以上をバスで旅するというのは、安さの魅力は理解した上でもちょっと遠慮したいのが本音です。
そして、ちょっと気になるのは新幹線の方です。昨年、青森までの開業を果たした東北新幹線ですが、中でも「はやぶさ」や一部の「はやて」「やまびこ」に投入されている最新のE5系列車、さらにその中でも充実したサービスが提供される上級の「グランクラス」には、とても興味を惹かれるところです。

グランクラス」は一列車にわずか18席が用意される上級クラス。新青森方の先頭車に配され、他の客室とは隔離された静かで上質な空間には、RECARO製のゆったりとした多機能シートが備えられています。
従来のグリーン車よりも空間的な余裕は圧倒的に大きく、さらに専任キャビンアテンダントが乗車しており、フリードリンクやミールサービスも供されます。
要するに航空機に例えれば、一般席=エコノミークラス、グリーン車=ビジネスクラス、そしてこのグランクラスについてはファーストクラスという位置づけになると言えます。

気になる料金は東京~新青森のJAL(日本航空)で見ると、指定席利用の場合は16,670円、グリーン席利用の場合は21,360円ですが、グランクラス利用の場合の加算額は26,369円となり、一般指定席利用よりも約1万円のアップとなります。
対して航空機と比較してみると、東京(羽田)から青森空港までの普通運賃は30,100円。しかし、近年は普通運賃で航空機を利用するという機会も少なく、何らかの割引運賃を用いるのが一般的です。そこで割引運賃を見ていくと、往復割引で26,900円、搭乗の前日まで予約可能な特便割引1は18,000円~22,100円、搭乗28日前までの予約となる先得割引タイプAが16,000円、搭乗45日前までの予約となる先得割引タイプBなら15,000円。そして最安となるスーパー先得になると、14,000円という運賃設定になっています。

料金的には早い段階で予定が決まっているのなら航空機が有利ですが、やはり旅の移動そのものを楽しむことも目的としているのであれば、充実したサービスを誇る東北新幹線の「グランクラス」がとても魅力的に映ります。
しかし、残念なのは新幹線に限った話ではありませんが、とにかくJRのウェブサイトが各航空会社のものに比べて使いにくいこと。運賃や時刻表ひとつ調べるのも、航空会社のサイトよりも手間がかかりますし、操作性や表示内容もわかりにくい。さらに予約や決済も航空会社のほうが圧倒的に利便性が高いという印象を拭えません。

これが私自身がなかなか鉄道を利用しない最大の理由。
いまやビジネスの出張に限らず、旅の手配はホテルやレンタカーなども含めてインターネットで全てを行うのが一般的になってきています。しかし、どうにも鉄道会社、特にJRは“一見さんお断り”という感じも強く、結果的には予約を入れる前の段階で挫けてしまうことが多いのです。
 
Posted at 2012/01/28 02:30:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 航空・鉄道・海運 | 日記
2012年01月23日 イイね!

2012(平成24)年・静岡県警察 年頭視閲式

2012(平成24)年・静岡県警察 年頭視閲式2012年1月10日。1月10日が「110番の日」、だからというわけではありませんが、この日は静岡県警察の年頭視閲式を取材・撮影に行ってきました。
もっとも、新聞社やテレビ局といった報道取材ではありませんので、基本的には一般観覧エリアからの撮影。それでも市民への公開を前提としている式典なので、撮影の自由度は低くなく、必要としていたカットをおさえることは叶いましたし、さらに貴重な資料となる写真も撮影することが出来ました。

当日は晴天に恵まれ、午前7時前に東京を出発。東名高速道路で約2時間ほど走って静岡市まで移動。高速道路を下りたら、会場となる駿府公園へと向かいます。
公園には基本的に駐車場がありませんので、近隣のコインパーキングに社用車1号機(日産フーガ 350XV)を入れて、5分ちょっと歩いて会場入りします。

式典の開始は10時からとなっていましたが、到着したのは9時30分前。まだ見学者はまばらでしたが、会場ではリハーサルが行われており、この模様も撮影することが出来ました。
その後は式典本番を撮影。入場時の部隊行進や県警本部長らによる部隊視閲といった式典の中心的な内容を抑えていった後は、見学に来ている一般市民に向けた展示訓練が行われます。内容は白バイ隊の展示走行やVIP警護訓練、さらには警察犬による活動の紹介などが実演され、来場していた市民の関心を集めていました。

式典全体が終了した後は、参加した車両の一部が会場で展示され、一般市民がパトカーや白バイの体験搭乗をしたり、記念撮影をする時間がたっぷりと設けられていました。車両の一部、と書きましたが、実際には制服仕様のパトロールカーと白バイのほとんどが会場に展示されたので、そのボリュームは相当なもの。
また、見学に来ていた市民も、式典に参加した警察関係者の親御さんであったり、保育園児が団体で来ていたりと大賑わい。会場の一般観覧席には車椅子やベビーカーの専用スペースも設けられており、市民に対する積極的な公開姿勢を感じられるものでした。

もっとも、車椅子やベビーカーのスペースであることを注意されても、延々と居座り続けて写真撮影をしていた輩の存在が目についたのは、残念なところでありましたが……。
 
2012年・静岡県警察 年頭視閲式 (1)
2012年・静岡県警察 年頭視閲式 (2)
 
Posted at 2012/01/26 22:19:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 取材・業務雑記 | 日記
2012年01月22日 イイね!

ブランドの価値と対価

ブランドの価値と対価日本の経済について景気の低迷が叫ばれるようになって久しいですが、2011年から2012年に年が替わっても世界的な経済情勢の先行きには不透明感が漂っています。
アメリカは昨年夏に国債が初めて格下げされるという事態に陥りました。その後はなんとか景気回復基調を取り戻しつつあるようですが、ここに来て中東情勢の流動化が不安材料視されはじめています。一方で驚異的な経済成長を続けている中国にも息切れが一部からは伝えられはじめており、“チャイナバブル”が徐々に崩壊しつつあるという観測も出ています。もっとも、この国については国家としてのかたちそのものに大きな歪みがあることも拭いきれませんので、遅かれ早かれ何らかの形で大きな変動の波に呑まれるであろうと個人的には思っています。

そしてヨーロッパはギリシャをはじめとした各国の財政悪化が懸念材料として残っており、厳しい先行きを予想するレポートが多くのシンクタンクからあげられています。ただ、自動車産業について言えば思った以上に活発な動きが見られており、傾向としては地元の欧州市場ではダウンサイジング化と燃費・環境性能技術の進化が加速、一方で新興市場に対しては廉価な普及型の新車を投入するなどの積極策を展開しているメーカーも多く、結果としては過去最高水準の利益を出すメーカーも多く現れました。

さて、ここでひとつ、日本における輸入車市場についての気になるニュースをご紹介。

●欧州車 なぜ円高還元しない? ブランド価値維持 原料高騰
TOKYO Web (東京新聞)  2011年12月27日

昨年末のTOKYO Web (東京新聞)に掲載された記事ですが、円高ユーロ安が進む中でなかなか差益還元が行われていない輸入車についてのレポートです。為替変動に連動した値下げを実施しない理由について原材料費の高騰や、値下げによるブランド価値の低下は結果としてユーザーの利益を損なう、といった内容が販売側の主張であると伝えられています。

このうち、気になるのは後者について。
過去、イギリスのローバーは1994年に「フェアプレイ政策」と題した大幅な価格改定を実施、特に最高級SUVである「レンジローバー」は一気に300万円もの引き下げを行いました。このことは新規顧客に開拓に繋がった反面で、中古車市場や下取り価格の大変動を招く結果も生み、確かに既存ユーザーの中にはデメリットを受けてしまったケースもあったと記憶しています。

しかし、この事例のように800万円程度の値札を300万円引き下げるというのは極端ですが、そこまでではなくとも多少の値下げ努力は現状の国内インポーターから見られても然るべきという思いが強くしています。
例えば、最近登場した話題の新車について。

●BMWディーゼル第1弾、X5で登場
asahi.com (朝日新聞)  2012年1月19日 11時17分

BMWは日本市場にも積極的にディーゼルエンジンモデルを投入すると発表していますが、その皮切りとなったのが「X5 xDrive35d BluePerformance」。高級SUVとして日本市場でも人気のモデルにディーゼルエンジンを搭載したモデルですが、価格は記事にもあるように8速オートマチックの右ハンドル仕様で839万円とされています。
ちなみにガソリンエンジンモデルは「xDrive 50i」が1,045万円、「xDrive 35i」は798万円の設定ですから、ちょうど両者の中間というポジショニングが価格的にも与えられました。

さて、ここで若干素人っぽい発想でもありますが、同車種が他の市場でどの程度のプライスタグを掲げているのかを見てみましょう。

まず、お膝元であるドイツ。
ディーゼルエンジンモデルは若干日本仕様とグレード表記が異なるのですが、同じエンジンを搭載する「xDrive 30d」は54,900ユーロ。日本円にするとユーロ安の影響もあって約550万円です。ガソリンエンジンモデルは「xDrive 50i」が74,300ユーロ(≒750万円)、「xDrive 35i」は55,600ユーロ(≒560万円)となっています。続いてアメリカを見ると、「xDrive 35d」は56,700ドル(≒440万円)。ガソリンエンジンモデルは「xDrive 50i」が64,200ドル(≒500万円)、「xDrive 35i Premium」は55,200ドル(≒430万円)となっています。

もちろん仕様や装備が多少は異なるということを承知の上で、あくまでも参考的に比較材料として捉えたにしても、余りの価格差に驚かれるのではないでしょうか。日本で839万円の値付けをされている車は、ドイツでおよそ300万円、アメリカでは400万円も安く販売されているのですから。もちろん繰り返しますが仕様や装備が完全に同じではありませんので、比較的高級装備が満載の状態を標準としている日本仕様は割高になるのも当然でしょう。ただ、どれほどの高級装備を標準化したとしても、幾らなんでも許容範囲を超える価格差であるというのが、一般消費者の率直な感想ではないでしょうか。

この差が“ブランドの価値”というものなのでしょうか。
確かに高級ブランドである意味合いは小さくありませんし、店舗やサービススタッフなどのクオリティにも大きな費用を投じていることは間違いありません。しかし、耐久消費財たる自動車を冷静に商品として見たときには余りの割高感ゆえに、私の場合は巷の自動車雑誌のように安易に誰にでも薦められるものではないと思っています。
当然、自動車を本当の意味でユーザーの立場に立って評価した場合、高いブランド力はオーナーとしての満足度が精神的に高いでしょうし、リセールバリューも悪くないので乗り換え時のメリットも小さくはないでしょう。しかし、日本の場合は日本車の完成度が非常に高く価格競争力にも優れているという実態がありますし、特にブランド力があると言われているドイツ車に対して、決して引けをとらない商品力や趣味性を有している上で割安な輸入車も多く存在しています。

市場原理としては購買層がブランド力を認めていれば、もちろんそれ相応の付加価値を付与した値付けがされるのは当たり前のこと。ただ、そのブランド力や付加価値については、自動車を購入しようとする全ての人に魅力的なものではなく、盲目的に良さをアピールしてお薦めするのはちょっと違和感を覚える部分なのです。
 
Posted at 2012/01/26 02:15:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車全般 | 日記

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