
先週のクランクピン磨き、というかキズ消し作業、大変だとわかった後、中古のクランクシャフトを探し始めました…(´・ω・` )
が、その後

荷物が届きました!
そう『ピン磨き』という研磨道具を分けていただきました♪
研磨力は『強い』とのこと
削った後のオイルクリアランスも心配していましたが、『高回転で過酷な使用でなければ大丈夫(・∀・)』とのこと
手磨きで心配だったのはメタルのオイルクリアランス
キズを消すほど削るので真円度が下がったら…クランクピンの真円度なんて、どうやって測るのさ!?(´・ω・` )

でも0.022〜0.069mmに入っていればなんとかなる?歪みがあったらオイルを押して掻いてしまうとか?
先週の時点では無駄な心配に終わったと思っていたが、これで進むのなら、よし!やってみようじゃないか!(`・ω・´ )
日曜日です
とにかくキズを消す!(`・ω・´ )
ピンの磨き方もアドバイスをいただいていた
クランクシャフトを固定し『ピン磨き』をクランクピンに掛けて、交互に手で引っ張って研磨しつつ、自分がクランクのをグルリと回る
厳密にはでにないにせよ、歪まないようにですね
しかし、固定するには治具が要る
作るのか…でも自分が回るほどのスペースも無い
外で?いやぁ風も強いしなぁ…そうだ♪

あるじゃないか固定できるところ!エンジンブロック!(・∀・)
ワタシが回らず、クランクに回ってもらおう!
それならばピストンを抜かないと
あぁ抜くのはいいが、保管を考えねば〜
更には外したシリンダーヘッドも机から移動させないと〜
ということで、ヘッドを仕舞う前に軽く点検を

外してドン!と置いたままだった

そうそう、メクラ蓋のサビ穴を金属パテで埋めたんだった
せっかくなので、交換しよう

デスビ辺りはオイル汚れ
Oリングは替えたが漏れてきている
そういやつい最近、YouTubeで軽自動車だがオイルシールの交換を見たなぁ…この中にあるんだろうか?
バラしてみようかな?
タペットカバーを被せてひっくり返す

燃焼室、バルブはカーボンが
ガスケットもこびり付いている

ガスケットが切れた3-4シリンダー間は汚れているだけなようだ
でももう少しキレイにして見てみよう

久しぶりにBAHCOの引くタイプのスクレイパー登場

オイルスプレーを噴いてガスケットを削いでいく
押すタイプは『ガッ!』と外れるとアルミのヘッドを傷つけちゃうので、この引くタイプが安全で使い易い♪(・∀・)
丁寧にガスケットを削っていく

おおかたガスケットを除去
オイルストーンで慣らすのは装着前にしておく
カーボンも落としますしね

ストレートゲージの代わりに金属定規を当てて、歪みがあるかを見てみる
うむ、厳密ではないが、シックネスゲージが入るほどの隙間も無く大丈夫ですね
少し手を入れるが、基本的にはこのまま使えそうだ
ではシリンダーブロック
先ずはピストンを抜いてみた

オイル焼けしているが、ピストンリング、オイルリングは動いている

カーボンが堆積している
これくらい落とすのは大丈夫

ピストンスカートにはそこそこ縦キズが
オイルリングは目が詰まってます
でもこのエンジン、メタルが逝く直前は結構な速度ですっ飛ばしていたらしい笑、アタリエンジンだったと聞いています
気にしなくてもいいかな?
どうするかは考えてみます

シリンダーブロックもガスケットが残ってます
そしてシリンダー内は

クロスハッチが残っています

ちょっと縦キズも入ってます
こちらも何かすべき?(・∀・)
あくまで素人判断ですが、問題という問題は無いように思います
何をすべきか、できるのか、やるのか?考えてみましょう

さていよいよ、予定していたクランクピン磨きです!
クランクメタルを入れて、センターのキャップだけ取り付けます

クランクをピンチで挟んで固定
ピン磨きは幅が広過ぎたので、半分に
手持ちできる長さに適当にカットする

さぁこのキズがどこまで無くなるか?(´・ω・` )
シャーシャーシャーシャー
ピンチでは固定が甘く、動いてしまう
そこで金属定規にテープを巻いて、クランクとヘッドの間に差し込み固定する
クランクを90°回転して

シャーシャーシャーシャー
テープが汚れてきているので、磨けてはいるようだ
でも思ったようにはキズが消えない
試しにピン磨きを未使用のカットした半分に替えてみる
シャーシャーシャーシャー…

研磨力は『強い』とのことだったが、まだまだキズがある
どんな研磨剤が塗られてるんだろう?
うーん…あ!(・∀・)

このテープは樹脂製
ペーパーではない!切れにくい!
もっと強く引けるんだ!
更にクランクを90°回す
90°にしたのは、固定し直しの手間を省くため
そして自分が角度を変えていく
だが、角度を変えるとチカラの入り方が変わってしまう
更に90°回転
うーむ、定規で固定できる場所がない(´・ω・` )
あぁそうか!(・∀・)
キャップを一旦取り外し、クランクジャーナルの間にちぎったウエスを挟んで締め込む
よし動かない!

シャーシャーシャーシャー
安定安定♪(・∀・)
固定し直しもキャップボルトを緩めるだけだ
では45°回転にして、引く方向はチカラの入りやすい体制をキープしてみる
シャーシャーシャーシャー

おぉいいんじゃないの〜!?
さっきはテープを摘むように持っていたが、チカラを掛けるために指に巻き付けて引く
このテープなら握って引っ張っても破れない
そうか、それでこの材質!(・∀・)
が、それを想定した長さに切っていない

テープが透けてるのは研磨剤が落ちてきたからか!
やっと使い方がわかってきたぞ!(・∀・)

焼けていない3番ピンにずいぶん近づいてきた♪

深かったキズはすっかり無くなった!
もう磨きに移ってもいいかな?(・∀・)
一歩前進です
コツもわかってきたので、この調子で他の焼き付いたピンも磨いていきます
並行して

クリアランス計測のために、スタンダードと0.025mmアンダーサイズのメタルを注文してあります

マイクロゲージに続いてダイアルゲージも買っちゃいました
あとシリンダゲージの入手も目処が付いています
さぁ頑張ろう!(・∀・)
つづく…