ホンダ S660

ユーザー評価: 4.65

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ホンダと報道と評論家の幻惑 - S660

試乗

ホンダと報道と評論家の幻惑

ホンダ S660
  • わ!

  • ホンダ / S660
    アルファ(MT_0.66) (2015年)
    • レビュー日:2015年10月4日
    • 乗車人数:1人
    • 使用目的:その他

おすすめ度: 1

満足している点
確かに回頭性は良い。
操作性も良い方ではある。
不満な点
回頭性が良いのだがそれだけで、駆動力とのバランスが悪すぎるため、
深いコーナーが続くとふと気づくとやたらペースが落ちていたり
リズムに乗り切れない。

「ふと気づくと」って辺りがミソで、
操作性が良いこともあり雰囲気作りによる「まやかし」が効いていて、
一見心地よく思い通りに走らせられているような錯覚に陥るのだが、
我に返るとそれがまるで「ホンダに転がされている」ようで面白くない。
「スポーツ」という割には工夫の余地がないというか運転に深みのない
仕様・緒元が成す性能におんぶにだっこのお気楽イージードライブ過ぎ。

誰がやってもすぐに安易にうまくいくものを「スポーツ」と呼ぶのか?
「安全」ではあるが、つまるところ釈迦の手のひらで金斗雲を飛ばす孫悟空のよう。

では一般スポーツ用途ではなく
兎に角ドライバへの負担を軽減するという点でその安易さ設計が意味を持ち、
先行車を抜いてタイムを削ることに可能な限りのドライバの能力を
効率よく集中させられることが重要なコンペティション用途を考えてみるとして、
その場合は電子化でも自動化でもなんでもなるだけ最新のからくりを盛り込み
運転の深みなんぞなくとも目的を達成することが絶対の是となるのであるが、
そもそもこんな鈍重ではワンメイクで「井の中の蛙」にしてやらない限り
他車種には勝てそうにない致命的に伸びのない車だと言わざるを得ない。
総評
中途半端に生産のサスティナビリティだとか
お買い物グルマのへっぽこエンジンの使い回しに言い訳を用意している割に
片や「ガチスポ」とかいったふれ込みようで、
全体を見れば芯というか一貫性のない商品企画。
開発者が「出発点が違うからビートじゃない」などと言ってるそうだが、
では名を流用している元祖のSシリーズとどれだけ通じているものなのか?
実用面なんぞ全く逆のコンセプトなのに?
その辺りにも一貫性がなく、販促に過去の遺産を都合よく利用しているだけ。
口先で格好つけているようだが、所詮自己陶酔で信念と言えるものじゃない。
実走評価には直結するものではないが、マインド上にも「まやかし」がある。
無論、製作側の自己陶酔でも製品にうまくマッチしてくれるユーザは
市場には確実に存在するものなのだが。

報道や評論家をうまく丸め込んでいるというか
宗一郎氏時代の本田技研の遺産のおかげで、
また長期間に及ぶ事業のワゴン中毒が産んだ副産物である
市場の過剰な現ホンダへのスポーツ車期待を逆に利用して
セールスとしてはうまくいっているようだが、
その熱から冷静になってしまえば「なぜこんなものが?」と思う。

結局、購買者にどれだけ新規の「若者」が開拓できているんだろうか?
人気はむしろノスタルジーとレア物獲得競争の扇動とスタイル造形のおかげでは?

専門家以外の一般評論においても、褒めポイントは回頭性の点に限定され、
以外はただの雰囲気作りか、出来が並のレベルには届いていると擁護しているだけ。
「格好いい」「小気味よいシフト感」「車種の割に燃費がいい」「必要十分なエンジン」
ってな感じで、本質的にスポーツ性が秀でていることを讃えるものがない。
まあ、安全性と環境性能が向上していれば
運動性能が30年くらい前の車相当でも「進化」だとは言えるんだろうな。
そういうのを「ピュアスポーツ」と呼ぶのかねえ?

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