ポルシェを維持していく上で、かかせないのがオイル交換です。
国産車から乗り換えた時に、金額の違いに驚く方が多いです。その理由について、初心者向けに説明します。
(1)オイルの循環方式の違いで量が違う
ポルシェの場合、ドライサンプ方式というのを採用しており、オイルをタンクに貯めて循環させているので、その分の量が必要です。
上のイラストで比較すると大差ないように感じますが、水平対向エンジンの場合、オイルの循環という意味では、上から垂らしにくい構造になります。
また、左右にGがかかった場合に、オイルが片側に寄ってしまい、循環しなくなってしまいます。
このため、エンジンの下にある、オイルが偏りやすいオイルパンではなく、一旦、タンクに貯めて、タンクからオイルを循環させています。
(2)高い粘度のオイル
ハイパワーのクルマに共通ですが、オイルの粘度が、0w-40とかの粘度が指定されています。国産車の0w-20等に比べると高くなります。
(3)交換が面倒
車種、型式によって違いますが、オイルを抜くところが複数あったり、オイルフィルターが奥にあって、他のパーツを外していかないと、届かない場合があります。
ここまで外す必要があるかは不明ですが、二股パイプの右側あたりの丸いのがオイルフィルターです。
3000km毎と言う人もいますが、一般道であれば、12000km、1年と取説に記載されている場合が多いようです。
まめに、交換されている方もいますが、私は、メーカー指定で行っています。年間走行距離は、一般道で3~4千kmなので、結果的に点検の時だけです。
交換タイミングは、オーナーの考え方の問題だと思います。
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Posted at
2021/03/30 16:42:57