2011年10月17日
プジョー207における 2007年式(207CC)と 2011年式(207SW)の違い。 4年分の進化が最も表れていたのは、搭載デバイスの中でも設計年度が古いAL4(4速オートマティックトランスミッション)だった。
DP0/AL4は、1990年代後半からルノー・プジョー車に採用されていた4ATで、かれこれ十数年モノの古参デバイス。 挙動面では、シフトアップが遅いとか、エンジンブレーキが効き過ぎるとか、Rに入れた時にタイムラグがあるとか、いろいろ評判があって、ルノー・プジョーそれぞれが 独自に改善設計を続けてきた。
207CCの2007年時点でも、これまでのモデルと比べて スムーズさが増していたが、2011年式では さらに磨きがかかっていた。 207CCでは 2600回転にならないとシフトアップしないところを、207SWでは2200回転あたりで ポンポンとシフトアップしてゆく。 その結果、1800回転あたりを多用することになり、同じルートを走った場合、MFDの表示では5%ほど燃費が向上していた。 低回転からトルクを出すBMWエンジンと相性が良いのかもしれない。
我が家では、2001年(ルーテシア2)、2004年(206CC)、2006年(メガーヌ2)、2007年(207CC)そして、2011年(207SW)と、DP0/AL4の5つの仕様を乗り比べてきた。 この間のデバイスの進化を体感し、もう これ以上は 良くならないだろう思い込んでいた訳だが、今回の仕様には いい意味で期待を裏切られた。 次の208CCは6ATに、ルノーもCVTに変わっていくだろうから、ここまで付き合った以上、この最終進化形を大切にしたいと思った。。。
Posted at 2011/10/17 18:54:21 | |
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プジョー | 日記