ルノーやプジョーの正規ディーラーの数は、少ないところでは、一県に一店舗というところもある。 汎用テスターを持っているお店なら、正規ディーラーでなくても エラーログ解析や設定変更などの対応が可能だが、制御プログラムのバージョンアップや保障修理、サービスキャンペーンなどのことを考えると、遠方の正規ディーラーに通うという選択肢も理解できる。 また、インターネットで不具合情報が広がっているとは言え、インポーターを介した店舗間の不具合事例・対策の共有は、現在でもありがたく感じることがある。
遠方のディーラーのお世話になる場合、いざトラブった時に 距離のハードルを実感させられる。 私自身、ルーテシア2で2回、メガーヌ2で1回走行不能になったことがあるが、動かないクルマをどうやってお店に持ち込むのか、調整を重ねた経験がある。 こんな時、新車についているアシスタンスサービスは とても頼りになる。 任意保険に付帯するレッカーサービスや JAFの場合、最寄の指定工場に持ち込むことが基本になっていて、遠方のディーラーへの移送を頼むと 結構な費用がかかることもある。 アシスタンスの場合は、もちろんディーラーへの無償移送が基本だ。
アシスタンスは インポーターに委託された第三者が運営しているが、コールセンターには FAQマニュアルが常備されているらしく、例えば センサ故障で始動不能になったメガーヌ2のケースでは、「アクセルを踏みながらエンジンをかけてください」などと、センサー不具合を回避して始動できる応急措置をアドバイスして頂いた。 さらに、自宅までの旅行費用や 現場引渡しの代車手配を受けられることも便利で、私自身も 二度ほどレンタカーで帰宅したことがある。
プジョーの場合は、新車保障の3年間がインポーターのアシスタンスのサービス期間となり、3年を超えた後は、ディーラーが積載車を保有しているかどうか、そして 遠距離をおして取りに来てくれそうかどうかがポイントになる。 
ルノーの場合には保障延長プランがあるので、一定の金額を支払って加入すれば、アシスタンスがセットで用意される。 以前は
アシスタンスだけを延長することができたが、残念ながら、現在はサービスを終了してしまったらしい。
そのクルマに何年乗り続けるのか、長めのライフサイクルを想定しているのなら、ディーラーやメーカー選びの条件として こうした項目も持ち上がってくるかもしれない。
 ※記事への桜木大樹さんのコメントを拝見して調べてみた所、
  プジョーでも、
新車保証の延長制度が導入されるようです。
  ディーラーからのアナウンスはまだですが、うれしいことですね。
 
				  Posted at 2009/01/17 06:41:19 |  | 
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プジョーとルノー | 日記