月刊 自家用車という雑誌。 主に 日本車を対象に、全車種をカタログ的に紹介しつつ、巻頭の特集で新型車を紹介するというスタイル。 私が読んでいた学生時代と、今もほとんど変わらない紙面構成には、どこかホッとさせられる。 正月休みにちょうど良かろうと、図書館で借りてみた。
普段、日本車の個別車種の記事をじっくり読む機会がなく、最近のモデルには疎くなっている。 通勤途上に出会ったクルマでも、車名どころかメーカー名も分からずに、ハッとさせられることがある。 この雑誌を読んでいた頃は、車名どころか、グレードまでしっかり見分けられていたのに。
日本車の装備や性能、価格がズラリと並んだ紙面を眺めてみると、ここ十数年の自動車の進化に驚かされる。 室内外のデザインは未来的になって、安全装備も十分、エンジンやトランスミッションの機構も凝っており、燃費やパワーも大幅に向上。 それでいて、価格設定は 十数年前とさほど変わっておらず、大幅値引きが紹介されている所も同じ。 フランス車をベースに評価するよりも、日本車をベースに評価するほうが、自動車技術や商品性の進化を実感できる気がする。
奨学金とバイト代を貯めて 初めて自力で購入したミラージュセダン。 就職一年目にローンを組んで購入したヴィヴィオT-top。 若い頃に ちょっと苦労して買った車には、機能や性能は乏しかったとしても、夢や憧れがギッシリ詰まっていた。
月刊 自家用車の紙面には、私が失ってしまった何かが、今も生きているような気がした。
Posted at 2009/01/01 08:35:10 | |
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