伊豆のオマケ 変わり目のライダーズ

冬から夏へ季節は巡る
冬なら革ジャンに
シンサレートの着脱インナー装着

夏ならパンチングメッシュの革ジャン

冬と夏の間には春という
カタギには過ごしやすく
ライダーには中途半端な中間期がある

4月、5月と夏に近づくにつれ
メッシュ以上革ジャン未満な日々

温暖な伊豆の2日目には
革ジャンを脱いで走った

ロンTに半袖Tを重ね
メッシュグローブで走りだすと

「意外と寒いわ」

寒いしプロテクトレスだし
ノンビリ走る

弓ヶ浜に到着する直前
左の鎖骨辺りにチクリ

風で小枝でも飛んで来たか
走りながらTシャツの胸元を掴み
バサバサ揺らして異物を落とす

直後またチクリと来た
今度は強めのチクリだ

危険生物の予感

走りながらバサバサすると
今度は腕にチクリ

ハチなら1度しか刺せないはず
ハチじゃないならなんだ？
刺すじゃなくて噛む系？
それとも毒性の毛虫とか？

弓ヶ浜に着き、裸になって
Tシャツを振りまわすと
小さな虫が飛んで行った

ハチより小さい謎の虫

ライダースならジップを上げて
首の隙間を塞げていた

ロンTだから首周りが緩くて
虫の侵入を許してしまった

専用に作られたウエアは伊達じゃない

転倒時のプロテクションだけじゃないと知る