アジャストボルトによるキャンパー調整
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
スズキ純正アジャストボルトへの交換をしたので、作業をアップします。
スズキディーラーにて1本400円で購入出来ます。
私は4本使用してキャンパー1.7度入りました。
尚、作業の方は完全に自己流ですので参考にされる方は自己責任でお願いします。
又、ご指摘があればご教示して頂ければとても嬉しいです(^o^)/
2
タイヤを外したら、まずは1G状態にします。
方法は色々あると思いますが、私はコンクリートブロックの上に下ろしました。
コンクリートは破損する恐れがあるのでオススメは出来ません。^_^;
一応ゴムマットを敷いて、ブロックの空洞の部分は避けてます。
ディスクに下ろすと変形する恐れがあるので、内側の強そうな場所(アーム部)に下ろしています。
3
次はスタビを外します。
ブレーキのホースや配線がありますので、十分に注意してしましょう!
※写真は車両右側
※バネがti2000仕様ですので、スタビ長さ適正化の為に自作治具が付いてます。
(みんカラ先輩の方法を参考にさせて頂いて作成しました。ありがとうございますm(_ _)m)
ナットだけを回そうとすると、中のボルトと共回りしてしまうので、内側は六角で固定して回しましす。
ホイールハウス内は突起物があるので、一気に緩むと突起物で手を切る恐れがあるので保護性の高い手袋を使用することをオススメします。
(私はガツンとイッて指を深く切ってしまいました(´・_・`)かなり痛いです!)
ちなみに車高が変わっている場合はスタビにテンションが掛かっているので、ジャッキでショックの伸び量を調整して、軽く抜ける場所を探します。
4
※写真はスタビが付いたままになってますが、実際は外れた状態になります。
今度はジャッキアップしてナックルアームのボルトナットを緩めます。
かなり固く締まっているので、車両が揺れてジャッキが外れたりする可能性があるので、ウマかけるなりの安全対策をしておきましょう。
下に外したホイールを敷く方法では危ないと思いますよ( ;´Д`)
万が一の場合は怪我をしたり、ホイール破損してしまえば走行不可能になってしまいます。
ちなみに私はウマを所有していないので、同じくコンクリートブロックを縦にして、ゴムマットを敷いてジャッキアップポイントの近くに置いてます。
共回りするのでスパナとラチェットで両方から回します。純正ボルトが入っている状態であれば、1本緩めて抜いて、そのままアジャストボルトを入れたほうがスムーズに作業出来ます(^o^)/
そして1本交換したらそれを締めて、次の1本を交換すればオッケー。
ボルトが引っ掛かって抜けないようなら、2本とも緩めた状態で下側をグラグラ揺らしてボルトを抜き、アジャストボルトと交換します。
円を描くように揺らしたほうが抜け易かったです。
2本とも交換したら、締まっている寸前の締まっていない状態にしておきます。
5
大事なことを忘れてました!
アジャストボルトにワッシャーを入れておいて下さい。
6
※写真は車両左側の時のものです。
上側のボルトが純正ボルトです。
内側に太い部分が入り込んでいますね。
この太い部分の径はΦ12。つまり直径12㎜ですね。
ボルト径もM12ですのでΦ12。
ショック側の穴もΦ12、ナックルアームの穴もΦ12ですので、組み込んだだけでキャンパーが決まり、狂わないようになってるんですね。
下側がアジャストボルトです。
ボルトの中心部分が細くなっていますね。
細くなっている部分の径はΦ10.5です。
細い部分とナックアームの穴に隙間が空くので、この分のガタでキャンパーが入るという仕組です。
ちなみに穴と穴のピッチ(距離)は55㎜ですので、スキが1.5㎜なので三角関数で計算すると、理論値では1.56度程キャンパーが付くことになります。
先ほどのワッシャーを入れる理由ですが、写真下側のアジャストボルトはワッシャーを入れていない状態です。
よく見てみると太い部分(Φ12)が内側に少しはみ出ていますね。
その為、スキが出来ない状態になるのでキャンパーが上手く入りません。
ワッシャーを間に入れることで適正化され、内側にはみ出なくなります。
ネジ側はしっかりショックの穴に掛かります。
ワッシャーはホームセンターで買った一般的なワッシャーで、厚みは2㎜。
材質はユニクロメッキかな?
ステンレスではありません。
余談かもしれませんが、理由は鉄とステンレスを密着させたままにすると錆びやすいと言うウワサがありますので…。
そのメカニズムはネットですぐに調べられるので、ここでの説明は割愛させて頂きます。
7
さて、今度はボルトを締めるのですが、ここがポイントになります。
当然ジャッキアップされている状態で行います。
キャンパーがかかるようにタイヤ側に角度が付くように力を加えたまま締めなければいけません。
2人作業であれば1人が力を加えて1人が締めれば良いのですが、孤独な作業はそうはいきません!( ;´Д`)
私が取った方法は…
「変態三角木馬アングル3点責めイリュージョン」です!
丁度良いあんばいの長さのアングルが手元にあったので、アングルでタイヤ側を押し込みながら、片手でラチェット、片手でメガネレンチで共締めをします。
注意点は人に見られない事(笑)
冗談です。σ^_^;
ディスクに傷が入らないようにウエスなどで養生しました。
アングルの角で刺激されるので、もっと股間に優しい道具があればそれを使用する事をオススメします。
レンチなどを延長せずに、力イッパイ締め付けてます。
トルクは聞かないで下さい^_^;
むしろ教えて下さい(笑)
8
あとはスタビを取り付け、最後に全ての締め付け部の閉め忘れを確認してタイヤを付ければ完成です。
作業後はアライメントを取る事をオススメします。
ちなみに私の場合は作業後に自作測定具で計測してみましたが、キャンパーは左右1.7度でトータルトーは4㎜トーイン。
ハンドルセンターは狂ってませんでした。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク