カタカタ音対策のつもりでドアの吸音材を貼り増ししたら音質が良くなった
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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みんカラの先輩方のレビューを見ると、この手の内張り用の吸音材はアウターパネル制震材と違ってピンポイントで貼るのではなく、内張り全体に間隔を空けずに敷き詰めた方がよいという情報があったので、前回の施工はあまり適切な使い方ではなかったのかも、と考えました。
その一方で今回は、音の発生源が出所不明なのでピンポイントに貼ることはできません。そもそも内張り全体に貼らなければデッドニングの効果すら十分に発揮できまないのなら、何も遠慮する理由はないので、今回は前回の貼り付けの時の間隔を埋める形で貼り付けました。虱潰しでカタカタ音を防ぐと同時に、音響も良くなればラッキー……という一石二鳥の作戦です。
今回、1枚分の吸音材を追加したことにより、フロントドア左右にそれぞれ1枚ずつを使ったことになります。前回そうしなかった理由は主に予算の都合で、費用対効果が得られるという確信がなかったから。
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以前取り付けたものの、パワーウインドウとの干渉が発生して取り外したエーモン2440 低音しっかりキットは、厚手のスポンジ吸音材と制震材を貼り合わせたタイプのものでした。
現在取り付けているエーモン2198 パワフルサウンドキットよりも、エーモン2440の方が(その名の通りに)低音が出ていた印象がありました。現在の環境もそう悪いわけではないのですが、イコライザーを調整して低音を強調すると、制震材の効果でビビリこそ発生しないものの、なんだか音が籠もった感じになってしまうのです。
今回取り付けるエーモン2177のフェルト系吸音材にもある程度の厚みがあり、少しは効果があるのではないかという期待はありました。
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この日は他にも、これも発生源として疑わしいAピラーにシンサレート系吸音材のエーモン2175を詰めたり、Aピラークリップを紛失するアクシデントに見舞われたり、その後更に続きがあったりもしたのですが、その話の詳細は次の整備手帳や、2015年11月01日のブログにて。
http://minkara.carview.co.jp/userid/2472498/blog/36721364/
Aピラーの遮音はエンジン音の低減にも効果があるという話も聞いたので、これも音響に影響する可能性があります。アイドリングストップ時にはスピーカーからいい感じの低音が出ているのが聞き取れるので、エンジンからの低音ノイズが軽減されれば、その状態に近づのではないかと考えました。
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さて、今回の目的はあくまでカタカタ音対策。施工が完了したら、具合を見るために近所をドライブ。ドアからのカタカタ音は収まったようで、目的は無事達成されました。
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さて一通りドライブで効果を確認して気が済んだので、何か音楽でもかけるかと思ってオーディオをつけたら、
「ズン!」
ものすごい重低音が出て仰天。マジカヨ……いや、いや幾らなんでもそこまでの効果はありえない。絶対ない。そう思ってオーディオの設定を調べると、数日前に「もっと低音出ないかなぁ……」と思ってイコライザーの低音をヤケクソ気味にブーストしたのがそのまま。設定を戻したら聞き慣れた音に戻って、トホホなカラクリが分かって一安心。
……ん?
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……いや待て! ちょっと待て! 数日前の時にもその前も、この環境ではどれだけ低音をブーストしても、どうしても音が籠もってしまって駄目だという結論に達したはず。それが以前ほど籠もらなくなったから、急に低音が出たように感じて驚かされたんだ!
低音の濁りがなくなって、ズンズンドコドコ鳴らしても籠もらないようになったのなら、あとはイコライザーで好きなだけバスブーストをかければ良いのだから……。
要するにこの作業はデッドニングとしても大成功。
やったー!
カタカタ音対策のつもりが、音質の不満も解消されて思わぬ結果になりました。もっとも、そもそも低音が出るようになったのはこの吸音材単体の効果ではなく、サービスホールを塞いでビビリを抑えるエーモン2198の制震材と併せての効果でしょうし、この吸音材もドア1枚につき1枚ずつ購入するとなると、けっこうな予算がかかるはず。やはりデッドニングはお金も手間もかかりますね……。
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