POLICMAN'S BLUE　

お盆休みの世間さまとはウラハラに、

夜勤に刑事の取調べ、ハードスケジュールの地蔵です、こんにちは。


厳しい尋問でした。

若い刑事さんが机をバンバン蹴飛ばします。

スタンドライトを顔に近づけ、吐け、この野郎！と大声。

それをなだめる老刑事。


刑事さんは訊きました。

地蔵さん、収入はいくらぐらいあるんですか？

○○万円です、と答えると、


えっ！


えっ！って何だよ・・・

地蔵さんの職場は人間のクズのハキダメだぞ？

社会に適応できないバカが最後にやってくるゴミバコだぞ？

刑事さんのお給料ってそれより安いの？？？


刑事さんはさらに訊いて来ました。


先日の調書を読ませてもらいましたが、この住所って、もしかして、

電車の窓から見える、あの風呂ナシ文化住宅ですよね？

私ね、通勤に電車を利用してますから毎日見てるんですよ。

毎月、いくらぐらい払ってるんですか？


○○万円です、と答えると今度は、


はぁ・・・


と深くため息をつかれてしまいました。

おいおい、他人さまのふところを気にしてどうするんだよ？

オレだって何とか普通のサラリーマン並みの生活をしたいと毎日祈ってるんだぞ？

夏休みも無しで夫婦で働いてるんだぞ？


そしたら刑事さん、

また、えっ！


夫婦で働いてるって、つまり世帯収入はもっとあるってことですよね？


まあ、そういうことだが、おまえね、さっきから国家権力を振りかざして

自分の興味本意なことばっかり訊くなよｗｗｗ


あ、いえ、最初に言いましたように黙秘権がありますから、

言いたくないことは答えなくていいです、って、

もう遅いわｗｗ