一生に一度ぐらい、まわらないお鮨屋さんに行ってみたい地蔵です、こんにちは。水虫菌をちゃんと消毒してある下駄の上に乗ったお鮨、あるいはちゃんと雑巾で拭いてあるテーブルに直乗せされたお鮨、ややこしい漢字がいっぱい書いてある大きな湯のみ茶碗、こわそうなジジイが何も言わず黙々と握っているお鮨、あこがれです。本日、めったに近寄らない職場の事務所に入ってみると、バイトの○○さん、お昼間はお鮨屋さんで働いてるでしょ、そこへ××さんがね、きれいな女連れて来たんだって、見栄張って高いネタばかり注文していたらしいよ、運送屋の本村シャチョ(仮名65才)にお金借りて行ったらしいよ、女は若くてかなりイイ女だったそうだ、というお話が聞こえたのでおい、お鮨屋さんって誰だ、××さんて誰だ? と首根っこ押さえてゲロさせる。普段は他人のことなんざどうだっていい地蔵ですけれど、イイ女とお鮨となればお話はベツであります。借金してイイ女とお鮨食った野郎はアルバイトの大滝さん(仮名51歳・夫婦共に門前仲町出身)、お鮨屋さんは大盛さん(仮名36歳)、お店の場所は地蔵んちの近所、と判明。日本一お鮨のうまい東京23区内出身の大滝さん(仮名51歳・夫婦共に門前仲町出身)が女連れてわざわざ行くぐらいのお店だから不味かろうワケがない、と判断、さっそく大盛さん(仮名36歳)を捕まえて、スポンサーを見つけ次第、バンザイ突撃敢行するから『 お寿司 』 ではなく、まともな 『 お鮨 』 を食わせろ、大きらいなサーモンと胡瓜抜きで待っていてくれ、と厳命す。51歳にして、やっと鮨屋にコネクションが出来る。江戸前流で下品に手掴みで鮨食ったらさぞ美味かろうに・・・むろん、スポンサーはキミだ!カミングス~ン♪