テンツンテン、テテトトテン、
先生の口三味線に合わせて弦を弾けば芸が不味いと叱られて
手ぇでババ踏む越後獅子、
叱られるたびに舞扇で手を叩かれて真っ赤に腫れ上がっている伊助です。
せんせ、ほなお先に失礼させてもらいますぅ~
他の生徒さんたちが帰っても帰らせてもらえません。
なんでそこを二上がりにしはりますねん、三下がりでっしゃろ、
ほんにどぶっきょな子やこと、もういつ辞めてもろてもケッコでっせ!
バシっ! また扇で叩かれます。
叩かれた手が一天にわかに腫れ上がってまいります。
もうこうなったら現実逃避に逃げ込むしかありません。
ですから今日も今日とて玄関にランドセルを放り投げると脱兎の如くお出かけしました。
そうだ、カレーを食べよう。
今日は千里中央のジャンボカレーさんにお伺いしました。
うちから千里中央に行くには、
1、阪急宝塚線に乗って十三へ、十三から京都線に乗って南方へ、
そこで地下鉄に乗り換えてセンチューへ。
2、阪急宝塚線に乗って蛍池へ、そこからモノレールに乗ってセンチューへ。
3、一生懸命歩いて地下鉄の駅まで行って、そこから地下鉄に乗ってセンチューへ。
ポッケの中を覗いて見れば今日もちっちゃなお札だけ、
迷うことなく3番、一生懸命歩きました。
やって来ましたジャンボカレー。
立ち食いカレー屋さんであります。
ハイカラな言い方でありますとカレースタンドと言うのでありましょうか。
何の躊躇うことやある、迷うことなくカツカレー大盛550円也を発注。
美味しゅうございました。
何かのカレーに例えますと、百貨店の大食堂のカレー、
あるいは甲子園球場のカレーにさも似たり。
この系統のカレーに伊助的には左程思い入れはありませんけれど、
よし、今日はみんなでカレーを食べに行こう、とお父さんが言いますと
子供らがわ~いと喜んで、その子らがやがてオヤジになってふと思い出すのであります。
あそこのカレー、美味かったなあ・・・
言ってみれば、そんなカレーでありました。
思えば遠い昔、
近郷近在の不良中学生たちがセンチューに集まって
まいど!と問えば
おいど!
と応え、
横山! と問えば
プリン!
と不良同士が肩組み合って応えたあの熱狂の千里中央も今は昔の物語。
佐良直美とキャッシーのレズ事件以降衰退しましたとさ。
ではさようなら。
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Posted at
2014/05/19 17:25:12