2014年09月23日
あのね先生、新世界はすっかり観光地になってしまってつまらないから天王寺ステンショ裏の闇市か近鉄上六店前の闇市へ行きましょう。まだかすかに大阪の香りが残ってますよ。
私は神戸が日本最高の文化都市と信じ、大都会大阪を愛した。
また私は新世界が好きだった。
ここには通天閣があり、そのあたりにジャンジャン通りと呼ぶ細い路地があり、
私はフランス映画を思わせるこの路地が好きでたまらなかった。
天王寺の夜の臭いには芸術があった。
その私が東京という田舎へ何ゆえに行かねばならぬのかとムカムカしていたのである。
いえ、伊助が言うのではありません。
淀長先生がそうおっしゃるのです。
いやあ全く同感、激しく同意、先生ご存命なればこの御本を胸に抱き、
先生のご自宅へ押しかけサインをねだるところであります。
先生なれば、そこは寒いよ、さあ中にお入り、と招き入れてくださったかも知れません。
そうしてボクはヤブカラボウに天王寺と新開地の素晴しさをいっきにまくし立てる、ハズが、
あ、あ、あ、う、う、う、とひどくドモって何も言えずにいるのでありましょう。
というワケで夏休みの読書感想文の宿題は即日終了、オチャノコサイサイ、伊助です、こんにちは。
東京、横浜の田舎臭さは尋常ではありません。
観光地の駅前のお土産屋さんが延々と続いているようなくだらなさが街中を取り巻き、
息が詰まります。
木場、深川、佃島、この周辺でようやく懐かしい言葉と再開し、都会の臭いを嗅ぎとり、
ビニール袋の中でパクパクしている夜店の金魚がやっと水槽に移された如く蘇るのであります。
ですから昨夜は三宮のガード下の闇市をテクテク歩き、
脈々と続くガード下商店街を元町駅、西元町駅、神戸駅までくまなく探査、
が、チヨ恋し、チヨ哀れ、と続ける千日回峰麺の願いもむなしく、
ポッケの中のお金で入れるようなお店を発見には至らず、結局また三宮まで引き返し、
『 新世界の味・串カツ小だるま 』 なるお店に入店す。
なんで神戸に来て新世界の味を食わなきゃいけないんだよ? とは思いましたのですけれど
やむをえません。
出てきた串カツが新世界の味じゃぜんぜんなくて逆にホッとする。
串カツの大きさは新世界と同じなんですけれど、中の具材を小さく3つぐらいに切ってあり、
パクっと食いついたあと、半分だけ食べたいのに中の具だけが串から全部抜けて
主の居なくなった衣が串に残ったまま、という惨劇が起こらないよう工夫されておりました。
お酒は二合徳利で供されたのでありますけれど、
おい、これ二合入ってないだろ? コップで持って来いよ、
受け皿にナミナミとこぼせよ!と思いましたのですけれど言えません。
おとなしく藤竜也のようにオチョコでチビチビやりました。
いつまでも、いつまでも、チビチビやりたかったのですけれどすぐ終りました。
哀しかったです。
串かつ3本、たまねぎ、ししとう、ゲソ、ホタテ、お酒推定1.5合、あとはロハのキャベツ、
いつもの焼酎ロックは高そうだからガマンして、しめて1680円也。
高っ!!!!!!
値段もぜんぜん新世界じゃない!!!!!!!
朝、お金が無いからカゴメこれ一本で1日分の野菜、と明治R-1ヨーグルト、
塩分過多にならぬよう、中身を捨て、海苔を捨て、スッピンおにぎり一個食ったきり、
電車賃が浮くように三宮から神戸まで歩いてまた三宮まで引き返して浮かせたポッケの小銭が・・・
お店をあとにしてまたテクテクと花隈まで歩いてもっこす花隈店へ。
大盛食べたかったのにお金がないから並盛りになってしまいました。
くやしかったです。
あこがれの大盛チャーシューを食えるのはいつの日でありましょうか。
本日午前、ちゃっちゃとギターの練習終らせて安心の新開地でリベンジしてこようと思います。
本来リベンジするなら串カツの聖地・天王寺へ行くべきでありますのですけれど、
ウチから天王寺へ行くには阪急から梅田で地下鉄に乗り換えて行かねばならず、
京都や神戸に行った方が速くて安いのでありますのです。
貧乏にはみなさんの想像もつかないような苦労が耐えないのでありますよ。
さらに本当を言えば伊助は十三をフランチャイズとせねばならぬのでありますけれど、
先日焼夷弾で焼けてしまって跡形もなくなってしまって致し方ありません。
ほな、せっちゃん、さいなら。
ろろっぷ、ろろっぷ♪ また横穴行くん?
いや、兄ちゃん今日は2000円あるんや、新開地で串カツとラーメンや。
カルピスも冷えてるでぇ。
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Posted at
2014/09/23 09:44:22
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