夜勤の苦役から開放されておうちに帰って来た優雅に貧乏を愉しむ伊助です、こんにちは。昨夜、というよりも、昨夕早く寝ないといけませんでしたのでお天道さまがまだ沈まぬうちからキタへ行ってパイイチ煽って参りましたのです。オレもとうとうキタで飲めるようになったのかと感無量、と申しましても新地ではなくガード下の串カツなんですけれど。このお店には年のころなら65、6の妙齢の熟女さまがいらっしゃいまして、皆はオバチャン、とかおかん、と呼んでおるのでありますけれど、後家殺しを自称する伊助さんは決してオバチャンなんぞとは呼びません。常に、おねえさん、おねえさん、するとどうでしょう、コップの受け皿にナミナミとお酒をこぼしてくれるではありませんか。最初に行った時はコップ内でお酒が表面張力しているだけでしたのに。こんなささやかなことがとてもうれしいスーパーウルトラ庶民、伊助です、またこんにちは。夜勤任務完遂の祝い酒に新開地に特攻しようかしらん、と思案中。されどわずか1000円ぽっちの飲み代の工面に悪戦苦闘中。人道的処置にて大切な賽銭箱型の貯金箱に手をつけてしまうかもしれません。おお神よ。ですから藤木一派の陰謀で尾村一族とはまるで連絡が取れなかったのでありますけれど、イトコの久太郎ちゃん(仮名51歳)とfacebookにて遂に再会を果たす。久太郎ちゃんはギター弾きだったおいちゃんの一人っ子のセガレでありまして、兄弟がありませんゆへ伊助の実兄や伊助ちゃんにどうか仲良くしてやってくれ、と遺言がありましたのです。ですけれど、先に申しましたように藤木一派の陰謀にて久太郎ちゃんが結婚したことを教えてくれない、子供が出来たことを教えてくれない、おうちを建てたことを教えてくれない、ばあちゃんが死んだこともボクは知らんかったのであります。そのような状態でありますので尾村一族からは伊助のバカはなんたる不義理な野郎なんだと思われておるワケであります。もしくはハナっから存在を消されていて不義理とさへも思われていないワケでありますのです。実家から追い出された時に天涯孤独を心に決めておりましたからそれでも別にかまわんのですけれど、だって人間ですもの、やはり面白いワケがありません。それがですよ、わずか数行のメッセのやりとりで瞬時に氷解してしまうとは!一番最初のメッセージ、『 あなたはボクの大好きな従兄弟の伊助ちゃんですか? 』大好きな・・・・・・・・・・・・・・ (´;ω;`)ウッ…