先日のオフ会、高速代がもったいないから、ずっと下道使って往復したのじゃが、ととろん氏に教えてもらった通り、国道21号を西進、琵琶湖畔に出たところを国道8号にて南下。やがて、その昔 大ムカデが 七巻き半したと云われる近江富士が見えた辺りで思い出した。高島さん(仮名)が体験した話である。お話は脱線するが、山を七巻き半したムカデの実際の長さは 約40cmである。ハチマキより すこし短いだけである。さて高島さん(仮名)のお話なんじゃが、以前、国道8号を深夜、トラックにて毎晩 走行していたそうである。ある夜、近江八幡を過ぎた辺りで ふと助手席を見ると見知らぬ中年男が 黙って座っていた、と云う。灰色のネルの寝巻きを着た、いかにも入院中という様相の男は、それから毎晩のように決まった場所から乗り込んで来たらしい。そして栗東を目前にした辺りで 急に消える、と云う。最初は怖くてどうしようもなかったが、毎晩となると だんだん慣れて来て、ある晩、勇気を出して話しかけてみたらしい。『 なあ、おっさん、黙ってないでタバコでも吸えや・・ 』タバコを差し出すと、黙ってうつむいているばかりで何の反応もない。だが、次の日から おっさんは乗り込んで来なくなったと云う。深夜の国道8号を走行するときは助手席に ご注意を。