摂州西成郡庄本村の、
風呂無し文化住宅の二階で赤貧洗うが如き生活をしているわが家にも、
阪急宝塚沿線の高額納税者のおうちにも、
本日は平等に雪が降っています。
さて昨今、マスコミと政府のプロパガンダに踊らされ
我国のナショナリズムが昂揚し、
低学歴層を中心に中国蔑視の風潮が完成されたのは悲しい限りである。
考えても見て呉給へ。
日々の生活で精一杯の中国の農家が基準をはるかに突破するような
大量の農薬を使用できるワケがないじゃないか。
安価な農産物を大量に輸入したい日本の商社が、日本の資金で農薬を購入させ、
大量に使用させている図式が安易に想像できるではないか。
さらに日本の港に着いた時、ナンダカンダと因縁をつけ、
コンテナまるごと 『 燻蒸 』 と称し、バルサンで燻すのである。
我国のお役所が縦割り行政なのはご存知の通りである。
検疫するお役所と、輸入を許可するお役所とは連絡を決して取らない。
最終的に 『 農薬残留 』 という事になる。
悪いのは全部原産国。
テメエのゼニで買った農薬が検出されているだけの話なのである。
さんざボール遊びをしたあげく、まったく関係ない子に拾わせて
『 最後に触ったモンがちゃんと片付けろよ~~ワレ~~ 』 と叫ぶ
小学生のようなものである。
世紀の邂逅で国交回復を断行した田中角栄・周恩来両先生が
この現状を見て何とお嘆きになられることであろうか。
万博以前の日本もラルフ・ネーダー氏の告発本を読むまでも無く悲惨な状態であったのだ。
ノド元過ぎれば熱さ忘れる。
地上に暮す生けとし生きるものすべてが平等であるべきである。
一寸の虫にも五分の魂、ミミズも人間も命において平等であるべきである。
ましてや民族差別・蔑視は悲しすぎるでは無いか。
憎むべきは無学なことである。
学のないのは哀しいことである。
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Posted at
2008/02/03 09:02:48