2007年10月22日
入院中の地蔵号、今週金曜日に退院という運びに相成りますた。
修理金額は業界用語で 『 オクターブF万 』 または 『 CじゅうC万 』 。
卸売市場用語で 『 ビリ 』 。
最初の見積り金額が市場用語で 『 テンナラ 』 だったので
ちょうど半額というワケであります。
テンナラってなに?
まあ、田淵幸一、とでも言っておこう。
自腹修理なら喜ばしいことなのではあるが、
なにせ保険使っての修理なので、逆に不安になる金額であります。
テキトーにパテ盛ってシャンシャン手打ち♪ などではないことを祈るしかあるまい。
さて本日のお題であるが、『 悪意 』 について私見を述べさせてもらう。
悪意の代表選手といえば 『 陰口・悪口・悪いウワサ 』 である。
悪意に満ちた人物ほどカモフラージュのため 『 いい人 』 を演じねばならず、
『 いい人 』 はアカラサマな暴言・悪口を吐きにくいものである。
そこで悪意ある「いい人」は巧妙なトリックをしかけることになる。
太った方を例にとって恐縮ではあるが、『 デブ・ブタ 』 という言い方があ
る。
『 いい人 』 であるAさんはアカラサマには悪口を言えぬものなので
『 あの人は体格がいいから 』 というような発言をするワケである。
世の中の人はバカじゃない。
それを聞いたBさんは敏感に悪意を感じ取り、Cさんに伝える時には
『 あの人はデブだから、とAさんが言っていた、ハッハッハ 』
と、勝手に体格がいい、をデブと翻訳してしまうワケである。
なぜBさんは翻訳してしまうのか。
それはBさんにも悪意があるからである。
悪意がなければお話はBさんで止まるハズである。
さらに悪意の連鎖は続き、Cさん Dさん Eさん・・と伝わるうちに
最初の悪意ある発言である 『 いい体格 』 が 多くの悪意ある人たちにより
最終目標の当事者Zさんに伝わる頃には、
第一発信者の真意である 『 ブタ野郎 』 と正確に再生されて届くワケである。
ちょうど 1 と 0 の羅列でしかないCDが再生される時には
ちゃんと音楽に化けているようなものである。
さあお話はここからである。
それを聞いたZさんは怒り狂う。
そして事の真偽を問い質そうとAさんに詰め寄る。
ここでAさんが仕掛けた巧妙なトリックが生きてくるのである。
Aさんは言う。
『 ボクはあなたのことをブタ野郎と言った事はない。
誤解である。
ボクは痩せているので体格の良いZさんをうらやましく思っている。
Zさんのことを体格がいい、とは言ったが、
決してブタ野郎などとは発言していない。
それはボクの真意ではない。
お互いよく話あえば誤解はとけるハズである 』
と、もっともらしい事を言うのである。
おっしゃる通りである。
Aさんは決してブタ野郎とは言っていない。
ブタ野郎と伝わるようには発信したのだが。
証言者もちゃんといる。 反論の余地はない。
しかたなくZさんはシャンシャンと手打ちするしかあるまい。
バレたことで悪口はさらに巧妙化し潜在化するにもかかわらず、である。
おまけに多くの悪意ある人たちにより伝わったお話である。
関係者全員が敵、なのに、である。
まあ、当事者が納得するのであれば吾輩が口をはさむ余地もあるまい。
なんでおまいはそんなに悪意について詳しいのか? だと?
オレさまも悪意ある人間だからだよ♪
筆者注)
このお話はフィクションであり実在する個人・団体・愛好家団体一部支部とは
一切関係ありません。
Posted at 2007/10/22 18:08:11 | |
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