真っ白なランニングシャツ、腰にはポケベルの如き携帯ホルダー、
ここにもまだ20世紀が生き残っています。
シ也くんです。
職場の採用試験にはムズカシイことは何ひとつありません。
分数や漢字を知らなくても面接官と腕相撲して勝てば採用です。
その際、面接官を机ごとなぎ倒した伝説の男です。
シ也くんの趣味はボーリングです。
一番重いボールでも穴に指が入りません。
それでもレーンの三分の一ほどまでボールが空中浮遊しています。
ソフトボールじゃないんだから、と係りの人にご注意を受けました。
食事がちがいます。
彼の晩ごはんの食卓には通常メニューとは別に、
大きいほうの牛乳パックが2本、食パン一斤がドン!と置いてあります。
手加減を知りません。
いつもシャドーボクシングをしながらシュっ!シュっ!と言うので
きかんしゃトーマスと呼ばれていた人がいるのですが、
ある日グローブを持ってきてスパーリングしよう!と言い出しました。
よせばいいのにシ也くん登場。
開始早々ドン!という鈍い音がしてシ也くんがオロオロしていました。
人が白目剥いて痙攣するのを初めて見ました。
シ也くんはこれでもとっても気が弱い人です。
凶暴な性格でなくてよかった、よかった、と職場一同心の底から感謝する日々です。
シ也くん、弱冠40才。
愛車はカラスにゴムパッキンを全部ちぎられてしまったセルボモードです。
職場には危険がいっぱい。
ではさようなら。
Posted at 2008/09/07 04:59:16 | |
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