2011年03月22日
毎日湯豆腐ばかっり食っている地蔵です、こんにちは。
よくもまあ飽きずに毎日食っとるなあと我ながら感心です。
先日の大震災の影響でカセットボンベが入手できません。
わが家の在庫はあと一本です。
壁の穴にかちっと繋いで都市ガスを使えばいいじゃないか、と仰いますがね、
カセットコンロ、あるいは固形燃料を使うからこそ楽しいのであって、
都市ガス使ってもちっともうれしくありません。
スーパーのお豆腐は不味いですな。
京風、と申しましょうか、歯ごたえがまるでありません。
吾輩の好きなのは、ハシでつまんでも崩れない、
口のなかでボロボロとなるような、硬い田舎風の木綿豆腐が好きなのでありまして、
仕方がないので焼き豆腐で代用しております。
と~~~ふ~~~ と~~~~ふ~~~
おい、豆腐屋さん、豆腐を一丁所望したいのじゃがの、
へい、まいどあり、四文でございやす。
あいにくじゃが豆腐屋さん今小さいのがない、、大きい物しか持ち合わせておらぬ、
代金は明日まとめて、ということで。
ところが次の日も、次の日も、また次の日も大きいのしか無い、というものだから
豆腐屋さんもバカじゃないから今日はたくさんおつりを持って来た。
いや、小さいものないが、大きいのもないのだ・・・
つまり、文無しだ・・・。
するってぇと、だんな、もしかして毎日豆腐一丁だけ食ってたんですかい?
いやはや面目次第もござらん。
拙者は学者の卵でな、士官の口もなく、ご覧のありさまでな。
よし、わかりやした、オレも男だ、だんなのエサぐれえ、オレがなんとかしてやろうじゃねえか、
うちにゃあね、おからでもなんでも売るほどあるんですからね、何も心配するこたあねえ、
それから毎日お豆腐を届けましたがある日を境にぷっつりとダンナの消息が途絶えてしまいました。
月日が過ぎまして赤穂浪士の討入りの翌日、
大火事が出まして豆腐屋さんも焼け出され無一文に。
なんとか知り合いに身を寄せてその日暮らしをしているところへ使いの者が。
かくかくしかじか、家もお店も新築する手はずが整っております、
ここに当座の資金として十両もご用意してございます、どうかもうご安心を、
と言われても豆腐屋さん、キツネにつままれたも同然、
おいらも江戸っ子だ、そんな謂れのないものを受取るワケにゃあいかねえ、
ふと見れば向うからあの貧乏のダンナが歩いてくる、
いやいやその節は申し訳けござらぬ、ワケはかくかくしかじか、
拙者は荻生徂徠と申すもの、このたびおかげさまで将軍家に士官が叶いましてな、
かねてよりのご恩返しでござる・・・
これはあの折の豆腐の代金として受け取ってはもらえぬでしょうか・・・。
ちょうど時間となりました、荻生徂徠出世伝の一席、これにて一段読み終わり。
オレも毎日お豆腐食ってるんだからもうすぐエライ人になれると思います。
乞ご期待、かみんぐす~ん。
Posted at 2011/03/22 19:31:03 | |
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