本日の院内血圧 117-76、
ワールドヘルスオーガニゼイション推奨値ドンピシャ、地蔵です、こんにちは。
地蔵さんのアンヨは毎年冬場になると痛くて歩けなくなる12等級障害なんですけれど、
ことしの冬場はベトコンに撃たれた右脚の貫通銃創、
10㌧トラックに踏みつぶされた左脚、共に痛くもかゆくもなかったです。
ジョーブ博士の執刀による移植手術でしか助からない、と言われた、
右脚不完全ブロックという難病も先日の検査にて原因不明の完治をしておりましたし、
もしかしてオレって不死身? 4階から飛び降りても平気なんじゃないかしらん♪
と思う今日この頃であります。
それもこれも天神さまのおかげ、地蔵さまのおかげ、婆さまの霊力のおかげ、であります。
わが家の二の丸大奥の
お女中が中学生のころ、
白血病を患いまして、骨髄移植をしてももうムダだから、という状態にまでなったのですけれど、
確かに白血病でまちがいないのです・・
何度も検査しましたのですけれど、その痕跡すら見つからないのです・・・
何度調べても原因がわからないのです・・・
と医者がサジを投げるぐらいに完治してしまいまして、
親類縁者一同、ああそれはきっと婆さまの霊力にちがいない、という事になったのであります。
婆さま、つまり鬼嫁のおっかさんなのでありますのですけれど、
そんなこんなで膨大な量の怪異譚の持ち主でありまして、
その中から本日は満州放浪奇譚の一席であります。
( ここからは一龍斎貞水の声で読め )
昭和20年9月、敗戦に追討ちをかけるがの如くロシア軍の追撃が始まったのであります。
広い荒野の満州を開拓団の人たちと逃げ惑う婆さま一行、
戦車はやって来るわ、迫撃砲は飛んで来る、半鐘がなるわ火消しが纏いを振り回す、
大八車で逃げる人がいるわ、寝たきりのじいさんが火鉢を持って走り出す、
自分の手すら見えぬという満州の漆黒の闇は真昼のような大騒ぎでございます。
そんな中、青白い人魂が現れたのでございます。
婆さまは豪胆な御仁でございましたから、
ああ、これは明るくて便利だわねぇ、と人魂について行っているうちに皆とはぐれてひとりぼっち、
これは後に判ったことでありますが、
開拓団の一団はロシア軍の追撃で全滅、はぐれた婆さま一人が助かったという、
今は昔の物語、満州怪異譚の一席はこれにて一段読み終わりでございます。
Posted at 2012/08/01 17:00:59 | |
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