これ先日の出石の写真です。
桂小五郎のお話がおもしろいので紹介したい地蔵です、こんにちは。
『 西郷もいい加減にしないか 』
西南戦争の最中、死の床にあった桂小五郎最後の言葉であります。
近藤勇をして、怖くて手も足も出せなかった、と言わしめるほどの剣豪だったそうであります。
幕府から命を狙われ、鴨川の橋の下で乞食になって潜伏しているところに
毎日エサを運んで来たのが芸者幾松。
新撰組に嗅ぎつかれ橋の下も危なくなって機転きかせて出石に逃がしたのも幾松。
やがて二人は出石で結婚、近くの城之崎温泉へ出かけます。
これが日本初の新婚旅行なんだそうであります。
芸者だけに身請けをたくらむ旦那衆が多くいて、
そいつらに手を引け、と刀を抜いて脅していたのが伊藤博文だというお話。
維新後、小五郎は木戸考充と名を変えて新政府の重鎮となり、
幾松は木戸夫人・松子となります。
たいへんな美女であります。
忌の際の小五郎に、いい加減にしろ、と言われた西郷どん、
『 オイはもうここでよか 』 と本当にいい加減にしました。
お話が聞こえたのでありましょうか。
Posted at 2012/10/24 19:20:18 | |
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