2013年09月27日
貧乏がゆへ、人が寝静まったころからお仕事を始める伊助です、こんにちは。
休憩時間には、だれもいない真っ暗な路地裏の、
赤茶けた工場の高い壁に、おしっこをひっかけながら夜空を見上げる毎日であります。
ああもう夏の大三角形も、南十字星も見えなくなったな、
もうすっかり秋だな、
というワケで今日はお星さまのお話のココロだ。
むかしむかしあるところにマルチンルターという神父さまが居りました。
クリスマスイブの日に、となり村に説教しに行ったのでありますけれど、
すっかり帰りがおそくなってしまってとうとう辺りは暗闇に包まれてしまいましたのです。
教会のある自分の村に帰るには怖ろしい森の中を通らねばなりません。
想像してごらんなさい、真っ暗な森の中を一人で歩くところを。
怖さのあまり、ナマンダブ、ナマンダブ、と念仏を唱えながら歩いておりますと、
神さまに祈りが通じたのでありましょうか、
ひとつの星が突然大きく輝きだし、森の中をお昼間のように明るく照らしてくれたのであります。
おお、なんと神秘的なことでありましょうか、
教会に辿り着いた神父さまは村の子供たちを集め、
教会のお庭に生えたモミの木に夜空の星に見立てたローソクをたくさん立て、
大きく光り輝いた星を木のテッペンに飾りつけ、
森の中の神秘の出来事を再現して聞かせたのでありました。
これがクリスマスツリーの星飾りとイルミネイションの始まりでありますのです。
そんな作り話があってたまるものか、とお思いでありましょうけれど、
まもなく、これと同じ事が見られる、と言うのであります。
オリオン座の右肩の赤い星が数ヶ月以内に大爆発するんだそうであります。
ホントはもう何十万年も前に爆発してしまっているのでありますけれど、
その時の光がやっと地球に届く、というワケであります。
その赤い星は中秋の名月と同じくらいに大きくなって夜空を明々と照らすんだそうであります。
夜が明るくなったらもうお外でシッコが出来なくなって困ります。
暗いと不平を言う前に、すすんで灯りをつけましょう。
だから河原町三条上ル、心のともしび本部におハガキを出して
キリストの教えをやさしく説いたご本を送ってくれるよう、頼みました。
そしてクビになるか定年になるかで無職になれたときには
神父さまになって年金の足りない部分を稼ごうと思います。
父と子と精霊の御名において、アーメン。
どうぞよいイブを。
Posted at 2013/09/27 19:12:43 | |
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