テレビ東京系列、アド街ック天国を観ていたら、
ナポリタンの名店、という謳い文句の喫茶店が登場して、
どんな美味しいナポリタンを出すのかと期待して観ておりましたらば、
ケチャップでヌタヌタのドロドロになったクソ不味そうなナポリタンを得意満面で作り始めやがって
ああ、やっぱり東京レベルの食い物は食えたもんじゃないな、
と思った伊助です、こんにちは。
というよりも、ナポリタンって何? と思うワケでありまして、
喫茶店のヤツはイタリアンっしょ? と思うワケでありますのです。
ケチャップでヌタヌタしていてはいけません。
そんな炒めた感のないヤツは食えません。
お皿の底にケチャップが残ってはいけません。
食べ終わったあと、銀皿の底にはオレンジ色の油が残るぐらいでないといけません。
お話はずんずん進みます。
先日訪れた十三の大盛食堂さん、
ひとつ残念だったのは炒め物がメニューにないことでありますのです。
ですから、あの、いわゆるひとつの 『 やきめし 』 が無いのであります。
やきめしなんざ、どこでも食えるぢやあないか、と思うのは素人であります。
けっしてチャーハンではありません。
焼きめし、あるいは焼飯、ではいかんのです。
あくまでも、『 やきめし 』 でないといかんのです。
貧しくとも楽しかった昭和のお肉が入ってないといかんのです。
ハムやチャーシューじゃいかんのです。
野菜炒め用なのでありましょうか、ビンボー臭い、あのピロピロのお肉でないといかんのです。
正式名称はバラ肉スライス、あるいは切り落とし、でありましょうか、
カレーにもやきそばにも焼き飯にもピーマン炒めにも
全部あの貧しいピロピロのヒラヒラのお肉が入っておったのでありますのです。
近ごろのスーパーには立派なお肉しか売ってなくて困ります。
あのやきめし、どこに行ったら食えるのでありましょうか。
軍律きびし我家であります。
喰いたかったら自分で作れ、という軍のおきてに従いまして、
作りました。
ピロピロのヒラヒラのお肉も探して買って参りました。
★レシピ
ごはん
たまねぎみじん切り
青ネギスライス少々
ピロピロ肉
サラダ油、できればラード
味付けは塩とコショーのみ。
決して余計な具材を加えたり、お醤油は使わないこと。
人参のみじん切りは可。
ごはんをパラパラに仕上げてはいけません。
ネっチャり感を残すこと。
味付けは薄味でウスターソースをかけて食べる事を計算した味付けであること。
コショーは多めに、ヒリヒリ感を出すこと。
ヒラヒラ肉を細かく切りすぎました。
お肉が縮むことを計算してなかったです。
お肉のピロピロ感が残っていないといけません。
でも美味かったです。
大衆食堂のやきめし、と言うよりも、
土曜日の放課後、吉本新喜劇を観ながら、
あるいは大河ドラマの再放送を観ながら食べたおうちのやきめし、に近かったです。
研究の余地あり。
ちよたんにもちょっとあげました。
ヒラヒラ肉と玉ねぎが残ったので明日は大衆食堂カレーに挑戦しようと思います。
Posted at 2014/04/07 16:22:15 | |
トラックバック(0) | 日記