BSで寅さんを観ていたら思わず大笑いした伊助です、こんにちは。
漫才やコントを観ても笑うことがほとんど無い伊助なんですけれど、
寅さんってなんであんなに笑えるのでありましょうか。
マジメな男の一生懸命が笑いの素、とすれば寅さんとキートンの共通点を発見した思いであります。
BSでカレーライスを見ていたら、こんどは泣けてしまいました。
歳のせいでありましょうか。
これは子供のころに住んでいた南海平野線苗代田停留所まえであります。
ふりかえれば苗代田の停留所であります。
伊助の線路好きの原因はこんな原風景のせいでありましょうか。
その風景も遠のむかしに地下鉄と高速道路に変わってしまい、寂しい限りであります。
写真右手の建物が大衆食堂の三国屋、
写真左手のビルに喫茶モカが在ったのでありますのです。
モカのカレーは、ここ以外では食ったことの無い再現不能なカレーでありまして、
非常に香ばしいお味のカレーだったのであります。
NHKBSのよみがえり再現マイスターを観ておりましたらば、
亡き父が作った非常に香ばしい香りの喫茶店のカレーを再現してくれという依頼。
お話を聞いてみますれば、甘かった、という以外はほぼモカのカレーと類似しております。
しかしレシピが一切残っていないという難題。
当時の同僚のお話ではルーをオーブンで焼いていた、との由。
ああ、これだ、これが香ばしさの秘密だったんだ、と感動す。
再現してくださるマイスター氏、
当時使用されていた寸胴やヘラを見ただけで具材の量が判るという。
材料を買いに行かされた、という方のお話から使用された食材まで判明する。
当時常連だった客に試食させたりして再現を進めていくうちに
お父さんは娘たちのために子供でも食べられるように作っていたという姿が見えてくる。
お砂糖がその証拠だったのであります。
鶏ガラにメリケン粉、ラード、具材は玉ねぎのみ、
伊助の想像していたレシピとほぼ相違なかったのでありますが、
マイスター氏のお言葉、
『 レシピが簡単な分、美味しくするのは手間をかけるしかない 』
なるほど・・・ だから再現しようとしても別物になっちゃうんだなあ。
家庭用にアレンジしてあるのでオーブンの工程を省略してありますけれど、
お砂糖を使わずにオーブンを使用すればモカのカレーを再現出来ると思います。
もしかしたら隠し味にコーヒーが入っていたかもしれません。
というワケで今夜も焼き鳥で一杯やります。
さようなら。
Posted at 2014/05/18 20:08:53 | |
トラックバック(0) | 日記