池田へ行くにはまず南海電車に乗ったらよろしおまんねんな?
おまはん、そんなことしたら和歌山へいてしまうで?和歌山から池田へは行かれしめへんで?
はぁ、ほな和歌山のお方は生涯池田へは行かれしめへんねんな?
そんなアホな、おまはん、ダンゴ理屈こねなはんな、和歌山の人も池田ぐらい行けますがな、
とドブ池から池田へ行く、と言うだけでこれだけお話を広げてしまった初代春団治は天才、
と思う伊助です、こんにちは。
わ~わ~言いながら十三の渡し、三国の渡し、渡しをふたあつ越えまして
服部の天神さんを尻目に殺しながらやって参りますと雪がちら~ちら、
うぅ・・・ ぶるぶる、さすがにこの辺まで来たら大坂とちごうて冷えて来よったがな・・・
落語・池田の猪買いにて雪が降ってきた、のはおそらく阪急宝塚線岡町駅あたりかと思います。
というワケで本日の昼食は午後5時半、岡町の商店街にて執り行いましたのです。
創業から200年は過ぎようかと云う大阪最古の現存うどん屋さん 『 土手嘉 』 さんであります。
江戸期のご様子
現状
うどん屋さんですけれど、ためらうことなく中華そば発注。
その刹那、おしながきに中華そば・カレーライスセット850円が目に入り、
急遽セットに変更。
まずはカレーライス登場。
おお、豆さんが乗っとるわい♪
どれどれ・・・ ん? んんん? んんんんんんん?
これだ!
こういうカレーが食べたかったんだ!
カレー粉とメリケン粉の味がする甘くないカレー!
福神漬さへ付属していないこの潔さ、
トマトの味がしません。 つか、入ってません! うれしい!!
フルーツの味がしません。 つか入ってません! 狂喜!!
非の打ち所がない完璧なカレーであります!
伊助が提唱する、カレーとラーメンに手間をかけるな、を具現化したようなカレーであります。
例えるならば、プロが作ったばあちゃんのカレー、でありましょうか。
間髪入れずにラーメン登場。
ひとくちスープをすする。
あああああああああああああああああああああああ~~~~~
うんま~~♪
鶏ガラに、おそらく本業のカツオ&昆布のうどんつゆをブレンドしているのでありましょうけれど、
我さきに出娑婆って来るものは何も無く、みごとなハーモニーが演出されております。
麺のゆで加減、最高であります。
スープの温度、最適であります。
焼豚の堅さ、厚み、至上であります。
もやしがジャマになりません。 ネギもジャマになりません。
おかしな甘みなど微塵も感じません。
されど旨味だけは星降る空のごとく燦然と輝いております。
これが創業200年の 『 技 』 でありましょうか。
なんちゃら魚介系と称し、うま味の出るものなら何でも投入し、
ヘドロなんだかスープなんだかまるで判らんラーメンを出す連中に食わせてやりたいです。
今まで食って来たラーメンの中でナンバー1ではないでしょうか。
ほんとうに心の底からうまかったです。
阪急岡町、昭和39年から時を止めてしまったような街でありますけれど、
わが町・阿倍野よりも好きです。
この街のスーパーにもラードがありました。
周りには古墳がたくさんあります。
豊中の豊とはおそらく九州系有力民族が移住してきたことを物語っておるのかもしれません。
第一回の夏の高校野球大会が開催された街であります。
当時の豊中球場は今は無く、外野のレンガ製フェンスが民家の塀になっております。
土手嘉さんは京大の人文研の研究対象になっていて論文が発表されております。
捏造も改ざんもされてないです。
ボクが証明します。
阪急岡町下車、桜塚商店街徒歩1分、
能勢街道と伊丹街道の分岐点に建つ土手嘉さん、
絶対に一度行った方がいいです。
うまいっす。
ボクは明日も行ってやきめし食ってきます。
ではさようなら。
採点 ★★★★★
駅から降りた瞬間にジャズ喫茶の霊気を感じました。
だから路地を全部歩いて探しました。
そしたら駅前にありました。
なんだよ早く言え。
でもうれしかったです。
Posted at 2014/05/27 21:13:30 | |
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